北村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年10月1日

(令和元年10月1日(火) 11:33~11:40  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 10月2日、福島県に出張し、3日、青森県に出張することを計画いたしております。地域における意欲ある取組や地域のニーズなどをしっかりと把握して、今後の地方創生に関する取組にいかに活かすかというようなことを考えて、明日2日、福島県福島市、会津若松市、会津美里町を訪れ、明後日3日に青森県青森市を視察させていただきます。
 詳細につきましては、事務方にお問合せ願えればと思います。

2.質疑応答

(問)大臣は、先週行われたグループインタビューで、地方創生に関し、この前の台風で無残にもひっくり返るような根の張り方ではないと、千葉県などで甚大な被害が出た台風15号を例に出したとの批判の声も上がっています。台風を例に出したことについての真意をお聞かせください。
(答)確かに先日の会見の場で、地方創生が今下火になっているのではないかとの御質問がございましたので、これに対して私は、地方創生は表面的には少し静かに感じられるところがあるかもしれないけれども、むしろ根を張り、広く深く入り込んでいっている、浸透してきているということを考えておりますから、そのことを申し上げたわけであります。
 その上で、その状況をより分かりやすく御説明し、御理解を深めるために、私が住む赤坂衆議院議員宿舎の近くの街路樹が風で倒されている、根っこから根こそぎ倒されている状況を見て、地方創生はそうではなくて、古くからある樹木のように、しっかりと横に、あるいは縦に根を張ってきたような、浸透を図ってきているということを申し上げ、理解をしていただきたいというものでお話をしたものであります。
 台風のことについて、私は何らかのことを申し上げようとする気持ちはなかったわけでありますから、そういった点に注意して、皆様方には今後しっかりと御説明をすることを習慣付けなければいけないなということを思っておりますので、皆様方にはしっかり御理解をいただければとお願いしたいと考えておりますし、今後は更に丁寧に思いをお伝えするという努力をしてまいろうと考えております。
(問)今の大臣の発言ですと、謝罪であるとか撤回などはする考えはないということでよろしいでしょうか。
(答)私の発言で、台風の大変な停電とか大きな被害が出ていますから、その被災者の方々の感情を逆なでしているということがあるとすれば、私の思い至らざるところでありましたので、その辺については申し訳なかったなという深い反省の気持ちはあります。今説明申し上げましたように、私の気持ちは、真意としては、そういう宿舎近くの街路樹の倒れた状況というものが、地方創生が深く浸透、根を張っているということの例えとして、その限りにおいて述べさせていただいたということをしっかり御理解いただきたいと考えているところであります。
(問)今日から消費税率が10%に引き上げられました。地方創生の担当大臣として地方への影響をどのように分析されてるのか、お伺いできますでしょうか。
(答)消費税率の引上げに伴う対応策については、これまでも政府広報などを通じて周知に努めてきたところでございます。御承知のとおり、例えば軽減税率については、全国の税務署などで約7万回の事業者向けの説明会を行うなど、様々な工夫を凝らした取組がなされてきたと伺っております。本日、消費税率が引き上げられたわけでありますけれども、先ほど閣議において総理からは、特に各種の対応策の円滑な実施が図られるように、政府一丸となった対応を行うよう、特に御指示があったところであります。
 私としても、地方の現場の声にしっかりと耳を傾けながら、各種の対応策の円滑な実施が関係部署において図られるように、適切に対応してまいりたいと考えております。

(以上)