北村内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年9月17日

(令和元年9月17日(火) 10:46~10:52  於:中央合同庁舎第8号館1階S106記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)大臣は14日、長崎県佐世保市で行われた会見で、一部の住民が反対している川棚町の石木ダムの建設に関し、住民の犠牲はやむを得ないとの趣旨の発言をされました。発言の真意について改めて説明をお願いします。
(答)閣僚としてではなくて、長崎出身の政治家、すなわち市会議員をし、県会議員をした地元の関わりの深い経験をした政治家として、地元の問題について述べさせていただいたと理解してもらえればと思います。このような事案については、地元において、それぞれの関係者とも相談しながら、それぞれ適切に対応されるべきものと考えておりますから、この先日の発言もそういう思いと趣旨で述べさせていただいたと理解してもらえれば有り難いと思います。
(問)大臣のこうした発言には、地元からの反発というのも予想されますが、大臣としては今のお話ですと、この発言に関して撤回する考えでありますとか、謝罪する考えというのはないということでよろしいでしょうか。
(答)端的に言えば、失礼ですが、ない。もし私の不行き届きな発言で不愉快な思い、不快な思いをさせるような表現であったということであれば、今後は十分注意してまいりたいと思います。ただ、敬老会の行事あるいは球技大会、運動会の行事に出ても、このことについて地元の方々から特別に心配をするような声は聞きませんでした。むしろ頑張ってくれよという激励の言葉を頂きました。
(問)ダムの建設に反対している方々から、時の権力者が一方的に犠牲になれと言うような権利はないというような反発が出ているんですけども、こういう反発に関して大臣のお考えを改めて伺いたいんですけれども。
(答)権力者がとおっしゃられるところは大事だと思いますけども、私も一方的に犠牲をという思いを持っているものではありません。私は、それぞれが、例えば、国会議員として言えば国全体が良くなるように、地域を考えれば地域全体が広く長崎県下全域が良くなるようにということで物事をお互いに考えていく、それが適切な考え方や進め方ではないか。ですから、一部の人を犠牲にする、そういうことを可とするというものではない。むしろそんなことをしてはいけない。だから、十分な話合い、適切な説明を尽くさなければいけない。ですから、自発的に犠牲的精神を発揮した方々には、それぞれ相応の補いや、その方々がみんなのためにと思いやりを持って我慢をしてくれた、この我慢に対しては、適切な対応をして進めていくということが必要だろうと思います。そのことがきちんと示されているかなという心配がありますねということを述べながら、今日に至っているという発言でありました。
(問)反対派住民に対する明渡しとか、そういった期限とかが今迫っていますけれども、この問題はどういうふうに大臣は進めていかれることが適切かというふうにお考えでしょうか。
(答)その件については、私は所管の担当大臣ではないので、国が定めた法律に沿って仕事がされてきていますから、所管大臣のほうに確認をしていただければよろしいかなと私は思います。もし本当に反対をなさっておられる立場の方々が不愉快な、不快な、気持ち良くないと、怒るぞという状況であったとすれば、今後は注意してまいりたいと思います。決してそういう方々に権力者としてどうこうという気持ちを持っているものではありませんから、よろしくお伝えいただきたいなと思います。注意してまいります。

(以上)