昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議

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会議の様子 1
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会議の様子 2

 令和元年12月19日、衛藤内閣府特命担当大臣(少子化対策)は、「昨今の事故情勢を踏まえた安全対策に関する関係閣僚会議に出席しました。
 子供や高齢運転者の痛ましい交通事故を受けて、6月に取りまとめた交通安全緊急対策について、関係閣僚が半年間の主な進捗を安倍総理に報告しました。
 初めに、衛藤大臣から、内閣府において取りまとめた、未就学児が日常的に集団で移動する経路の緊急安全点検の実施状況を報告し、順次関係閣僚が報告を行いました。
 安倍総理からは以下のとおり発言がありました。

 第一に、未就学児を始め、子供が日常的に集団で移動する経路の緊急安全点検を行った結果、全国で延べ36,000件に上る対策が必要であるとの報告がありました。これらについて、今年度補正予算案にも関係予算を計上しつつ、防護柵の充実や歩道の設置、ゾーン30の整備等を進めるほか、保育所等の周辺におけるキッズゾーンの設定等により、子供たちの命を守るための対策を早急に取ります。
 第二に、高齢運転者対策については、安全運転サポート車、サポカーの普及推進が有効です。衝突被害軽減ブレーキを、世界に先駆けて令和3年11月より段階的に義務付けるほか、今年度補正予算案に、65歳以上の高齢者を対象としたサポカーの導入支援に係る予算措置を盛り込みました。また、サポカー限定免許制度についても、本日報告された方向性を基本として至急具体化するよう指示します。
 第三に、高齢者が、自らの運転だけに頼らず暮らせる社会を実現するため、地域における公共交通の確保、充実方策に関する法改正等を検討していくほか、自動運転技術を取り入れた新しい移動手段の実用化を始めとする施策を一層充実します。

 最後に、安倍総理から関係閣僚に対し、交通安全は国民の日々の暮らしに直結しており、家族や地域、国民の皆さんのニーズをしっかりと捉えた未来志向の対策が求められていることから、引き続き政府一丸となって、各種取組を迅速に進めていくよう強い指示がありました。