衛藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年2月28日

(令和2年2月28日(金) 8:49~8:53  於:参議院本館3階・内閣記者会3)

1.発言要旨


 現在の大学3年生の就職・採用活動について、企業の広報活動が明後日の3月1日に開始されます。
 政府としては、現在、新型コロナウイルス感染症対策に全力を挙げております。企業の皆様には企業説明会の開催について、現時点で全国一律の自粛要請を行うものではありませんが、感染拡大防止の観点から感染の広がり、会場の状況等を踏まえ、開催の必要性を改めて検討してくださいますようお願いいたします。
 他方、学生向けの企業説明会が中止されることにより、学生が企業を十分に知る機会を失う可能性がありますので、企業の皆様にはそうした機会が失われることのないように、インターネットをはじめ、多様な通信手段を活用して企業説明会を実施するなど、学生に対し十分な情報発信を行うようお願いいたします。
 また、学生の皆様には、健康に留意して就職活動に取り組んでいただきたいと思っています。

2.質疑応答

(問)昨日、安倍総理大臣が新型コロナ対策として学校の休校を要請されました。一方で厚生労働省は、学童保育に関しては原則開所すると。そして、その追加申請は内閣府が受け付けるという方針が出されましたけれども、大臣として改めてこの方針についてどう取り組んでいらっしゃいますでしょうか。
(答)基本的には、この一、二週間がこの新型コロナウイルス感染症に対する極めて重要な時期だと認識いたしておりますので、この小中高の対応については、先手で打って、大きな感染の固まりを作らないようにということで、感染集団を作らないようにということにおいては、極めて適切な措置だったと思います。
 ただ、保育所とかそういうところにつきましては、お父さん、お母さんがやはり働きながらということでありますので、そこで保育が欠けるから預けるという要件がありますので、そこについては一律そういうことは申し上げられない。だから、状況を見ながら、皆さんで適宜判断してくださいと。
 特にまた、内閣府の担当の認定こども園についても同じような扱いでお願いしたい。ただ、そういう中で大変困りますので、児童クラブについては非常に柔軟に運営をしていただきたい。福岡県では、たしか学校の先生もそれの加勢に行くとか、特にやはり低学年が困るだろうということで、そういう対策を今、各々講じるように、そういう指示もお願いしているところであります。
(問)採用活動について、今政府では6月1日が就職活動、面接などの解禁日になってますけれども、そういった今後のスケジュールについて何かお考えはありますか。
(答)まだそこについては、6月1日は大分先ですからまとめておりません。ですから、3月1日からの企業説明が始まるところは、できるだけ柔軟にやっていただきたいということと、もし中止した場合は、いろいろな形でちゃんと連絡が取れるように、いろいろ情報提供を企業はしていただきたいということをお願いしているところであります。

(以上)