衛藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年2月4日

(令和2年2月4日(火) 8:39~8:43  於:参議院本館3階・内閣記者会3)

1.発言要旨


 今日は、「北方領土の日」に当たりまして、北方担当大臣として、この閣議の中で、2月7日は「北方領土の日」に当たりますということで発言をさせていただきました。
 2月7日当日、北方領土問題の早期解決を求める日本国民の固い決意を内外に表明するため、「北方領土返還要求全国大会」が国立劇場大劇場で開催されます。また、この日を中心として全国各地で様々な行事が開催をされます。
 北方領土問題の一日も早い解決に向けて、国民世論の一層の高揚を図りつつ、粘り強く、裾野の広い返還要求運動を推進していきたいと思っております。

2.質疑応答

(問)北方領土に関連して、領土・主権展示館について2点お伺いします。7日に「北方領土の日」を控えて、北海道などでは、国民に広く認識してもらうため、この展示館を修学旅行に活用するなど、国の施策に期待する声があります。政府として今後どのような活用策をお考えでしょうか。
 また、ビザなし交流など、現地との交流が長年続いている実態というのも展示館でアピールしてほしいといった意見もありますが、今後展示内容を充実させるようなお考えはありますでしょうか。
(答)次代を担う若い世代の方々に、領土・主権に関する問題について、関心を持っていただくことは極めて重要だと思っております。
 リニューアルいたしましたこの虎ノ門の領土・主権展示館は、国会に近いということもあります。大変良い立地でございますから、全国から国会見学の折にも、あるいは修学旅行の中でも皆様方に見ていただきたいと思っている次第でございます。
 既に文部科学省を通じまして、全国の教育委員会に対して、展示館の再オープンについて周知を行っているところですが、引き続き、関係機関との連携の上、様々な機会を捉えて周知・広報に努めてまいりたいと思っています。
 先月21日の領土・主権展示館の再オープンに際しましては、北方領土に関する展示を大幅に拡充したところであります。現在も北方領土問題の経緯やこれまでの外交交渉に関する展示等とともに、ビザなし交流を始めとする日露交流・協力に関する展示も行っております。北方四島における日露交流・協力について国民の理解が深まることは、北方領土問題の解決を含む平和条約交渉の進展のために、環境整備という観点からも重要だと思っております。今後も企画展示やイベント等も含めて情報発信の充実に努めてまいりたいと思っています。
 今のようなこういう停滞したと思われるような時期であればこそ、もっと交流事業を活発にしていかなければいけないと考えております。

(以上)