衛藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年10月18日

(令和元年10月18日(金) 9:05~9:13  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 消費者及び食品安全担当大臣として発言させていただきます。
 諸般の事情が許せば、10月20日(日)に京都府を訪問する予定です。
 具体的には、京都市の門川市長及び京都府の西脇知事と面会し、今後の地方の消費者行政の在り方について、意見交換を行うこととしております。
 また、京都国際映画祭における消費者庁ブースの視察等を行い、消費者ホットライン188(いやや)の周知を行うことといたしております。
 詳細については、消費者庁にお尋ねください。

2.質疑応答

(問)昨日、衛藤大臣は靖国神社を参拝されました。それを受けて、韓国の外交部の報道官は、日本の侵略戦争の歴史を美化している靖国神社に参拝したことに深い遺憾の意を表するというような形で抗議されています。中国側も、日本の軍国主義が対外侵略戦争を発動した象徴、その靖国神社は象徴であり、重大な罪責を負う14人のA級戦犯を祀っているとして、侵略の歴史の反省を求めるというふうな形で外務省の報道官が記者会見でそういうふうにお話しされました。これに対する受け止めをお願いします。
(答)私は、申し上げましたように、靖国神社に、国の命令でお亡くなりになりました軍人や軍属はじめ、そういう方々に慰霊申し上げ、平和を祈念しに行ったのでありまして、それは私的な、私人としての立場として行ったということを最初から申し上げておりますから、外交上の影響を及ぼすものとは考えておりません。
(問)昨日、東京都の小池知事が、マラソン会場を東京から札幌に移す計画変更をめぐって、涼しいところでと言うのなら北方領土でやったらどうかといったような趣旨の発言をされています。大臣、北方政策担当で、この発言に対しては、領土問題を軽々しく扱っているのではないかというような元島民の方からの懸念の声も挙がっているようなんですけれども、大臣も実際に元島民の方々と面会されていると思うんですけども、北方政策の担当として率直にこの御発言に対してどのようにお感じになられたでしょうか。
(答)私からコメントする立場にはないと思っておりますが、あとは小池さんによくお聞きください。
(問)台風19号の関連でお伺いします。今回の台風で、被災地では保育所や認定こども園も床上浸水などの被害を多く受けています。ただ、被災者の中でも小さいお子さんを抱えていらっしゃる家庭では、片付けのために子供を預かってもらう必要性があるなど、ニーズは通常よりもあるかと思いますが、近隣園で受け入れるなど、この点についての対応はどうお考えでしょうか。
(答)認定こども園、幼稚園、保育所は174施設、それから、企業主導型保育施設が21施設において浸水等の被害が出ています。大変甚大な被害で心を痛めているところであります。被災された方々については、利用料等については減免できる仕組みになっておりますので、改めて地方自治体に周知いたしました。また、各施設における被災した近隣施設の子供たちの受入れについて、状況に応じて柔軟に対応していただけるように改めて周知を図ったところでございます。
 大変な被害でございまして、これについて、応急措置でもちゃんととれればと思って今懸命に頑張っているところであります。
 引き続き、どういう状況になるのか、関係省庁、それから各県とも連絡を取りながら必要な対応をとってまいりたいと思っております。
(問)先日の閣議後会見でも、台風に伴う工事などで不当な請求があった場合には是非相談してほしいということがあったかと思うんですけど、実際にこの1週間で、相談件数とかもし統計があれば教えていただきたいのと、また、週末にかけても大雨があるかと思うんですけれども、引き続き、そういった大臣として何か呼び掛けがあればお願いいたします。
(答)自治体への相談が現時点でどういう状況なのかということについて、まだ完全に把握している状況ではなく、報告ができる状況ではございません。
 一方で、国民生活センター等が直接受け付けた相談には、家屋の修理に関連するものや、あるいはイベントのキャンセル等に関連するものが寄せられていると承知いたしております。
 今後、災害に便乗した相談が増える可能性もありますので、トラブル防止のために消費者への周知・啓発を速やかに行うとともに、各地の消費生活センターへの支援等を行ってまいりたいと思っております。
(問)靖国関連でもう一点なんですけれども、大臣就任前の今年の2月の「明日への選択」という雑誌のインタビューで、今年靖国神社が建立150年ということで、それに触れられた上で、安倍総理の靖国参拝に対して期待感を示して、何か補佐すべきことがあれば努力したいというふうに発言されていました。例大祭は20日までですけれども、同じように今どういうふうに思われているのかという、総理の靖国参拝に対する期待感というのはあるのかどうか。
(答)個人のことですから、私が今コメントする立場にありません。今日は大臣として答えておりますので。

(以上)