衛藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年9月13日

(令和元年9月13日(金) 10:53~11:02  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 今日は朝から閣議があって、いろいろなことを初めて、危機管理室に行ったのは初めてではなく2、3回目ですが、いろいろなことを勉強して今から頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 沖縄担当大臣として御報告申し上げたいと思います。
 本日これから沖縄を訪問させていただきたいと思っています。沖縄担当大臣に就任して初めてとなる沖縄訪問でありまして、戦没者墓苑等を参拝するほか、玉城知事、新里県議会議長とお会いさせていただく予定でございます。

2.質疑応答

(問)今朝の報道で、北朝鮮の武装した工船が、今年の8月に水産庁の取締船を威嚇し、日本の漁船が退避したとの報道があり、先程、官房長官の会見でもこの話が触れられていました。領土問題や海洋政策にも関わりがあると思いますが、大臣の御見解をお伺いできますでしょうか。
(答)外交問題とのことで直接の担当ではないかと思いますが、何としてでもこういうことのないように再発防止に取り組まなければいけないと思っています。政府を挙げてこの問題に対しては、海上保安庁の充実などいろいろなことをやってますので、そういうことは二度と起こらないように、みんなで努力をして、関係各省庁一緒になって覚悟していかなければいけない問題だと思ってますから、私どもも領土、海洋問題を扱う者として、頑張っていきたいと思っております。
(問)冒頭、大臣からもありましたが、就任2日後という早いタイミングでの沖縄訪問となりましたが、その理由・狙いと、昨日は感情のもつれがあるという話もありましたが、玉城知事とどのようなお話をされたいか、お願いします。
(答)とにかく一刻も早くということは、担当大臣になっての思いでございます。とにかく一刻も早くということで、今日の午後にお伺いさせていただこうという日程になったところでございますので、よろしくお願いします。
 まずは知事、県議会議長と直接お会いさせていただきたいと思っております。そしてまた同時に、戦没者墓苑等に参拝をさせていただければと思っています。
 私は大分出身でございますから、大分の碑も一緒にお参りをさせていただきたいと思っております。
 それから、感情のもつれの発言については、今日は議長や知事に、まずは私も就任したという挨拶と同時に、とにかく知事も議長も、やはり基地負担の軽減と、そして沖縄振興について、思いはみんな一緒だと思いますので、その思いを確認し合って、そして虚心坦懐、これからの話し合いができればと思っています。そして、国も県も市町村も一体となって基地負担の更なる軽減、そして沖縄振興について話をもっと進めさせていただければと思います。
 御承知のとおり、今度返還になった米軍住宅地も、新しいイメージとして、50haの中で沖縄県の一つの医療の中心を作っていきたい、できればアジア全体に開かれた医療拠点にしたいという思いの中で、今まで政府は、沖縄県とも話をしながら頑張っているわけでありますから、そういう振興策についても、更にどういうことがあるのかということを腹を割って話をさせていただきたい。思いは皆一緒だと思っております。
(問)北方領土関係で、北方領土の元島民の方々も高齢化しておりまして、身体的な負担から、特にチャーター船による墓参も参加しづらくなっている現状があります。元島民の方々の負担軽減にどのように取り組まれるか、よろしくお願いします。
(答)北方領土は、やはり大きな戦後の国際政治の中で動いてきた、そして二国間の問題となってきたというところでありますので、北方領土の、この元島民の方には、本当に多くの迷惑を掛けていると正直思っています。
 その方々が、一刻も早く訪問するために、高齢に伴う負担軽減について、総理も今まで頑張ってきたところでございまして、交渉の時に、国後島・択捉島の遠い所には、船ではなくて飛行機でとか、あるいは歯舞の方も入域・出域手続を、できるだけスムーズに行けるようにして、その船の時間も短くというように、外交ルートでも努力してきたところでありますから、引き続き努力をしていかなければいけないと思っています。
 元島民の方々も相当高齢になられてますから、できるだけスムーズに行えるように配慮しなければいけないと思っております。
(問)沖縄振興に関連してなんですけれども、現行の沖縄振興特別措置法が2021年度末で期限を迎えますが、継続の是非も含めた大臣の現時点でのお考えがあればよろしくお願いします。
(答)今は検証中でありますから、どういう方向があるのかということに取り組まなければいけないと思っています。ですから、今のところ、前提を持って議論をすべきだとは思っておりません。一回検証して、どういう形が一番良いのか、前提なしに考えなければいけないと思っています。

(以上)