武田防災担当大臣令和2年台風第10号への対応について国民への改めての呼びかけ要旨 令和2年9月6日

(令和2年9月6日(日) 11:52~11:57  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 皆さんご苦労様です。
 台風10号に関しまして、改めて国民の皆様に安全確保のための緊急の呼びかけを行います。
 気象庁の発表によりますと、台風第10号は、勢力をやや弱め、九州接近時に特別警報を発表する可能性は小さくなったとのことでありますが、これから7日にかけ九州にかなり接近又は上陸するおそれがあり、引き続き、記録的な大雨・暴風・高波・高潮となるおそれがあり、最大級の警戒が必要であることに何ら変わりがありません。
 国土交通省からも、大雨による河川の氾濫や土砂崩れ等の危険性が高い状況にあるとお伝えしているところです。
 また、暴風により避難できなくなることが予想されますので、早め早めの避難により命を守ることが必要であります。特別警報が出ていないからと気を緩めることなく、台風が接近する地域の皆様には、ただちに行動を開始いただくことをお願い致します。暴風が吹く前に避難をしてください。
 事前の安全な場所への正しい行動こそが尊い命を守る最も有効な手段であります。
 また、地方自治体の首長の皆様には、暴風域に入る時刻にも留意いただき、空振りを恐れずに、避難勧告等を早めに出していただくようお願いを致します。
 金曜日に国民の皆様に呼びかけをしたところでありますが、重ねて申し上げます。命を守る為の正しい行動を必ずとって頂く事をお願い致します。

2.質疑応答

(問)金曜日に続いての呼びかけということで、今のご発言の中でも昨夜、鹿児島に台風の特別警報が出る可能性があるという発表があったけれども、小さくなったということを踏まえて改めて気を緩めることなくということだと思うんですけれども、大臣から呼びかけることになった経緯をもう少しご説明いただければと思います。
(答)先ほど国民の皆様への呼びかけの中にもありましたように、特別警報の可能性が小さくなったからと言って、気を緩めてはこれは大変危険な状況にあります。まだこれは過去に例を見ない程の規模の台風であるということが予想されているという限りにおいては、緊張感を持って国民一人一人の皆様方には命を守るための正しい行動、早め早めにとっていただくことが重要になってくるわけであります。昨晩から今朝にかけて、各上陸又は接近する可能性のある自治体の県知事さんには、直接私の方から連絡させていただきまして、とにかく命を守るための行動を促していただきたいと、このことを強く要請をさせていただいたところでありますし、金曜日に続いて今日というタイミングがなぜかということでありますけれども、再三再四にわたってこれは促すことが重要であろうかと、このように考えが至ったからであります。
(問)今のご発言の追加というか補足で、関係する知事さんに直接ご連絡されたということですけど、どこの知事に、電話をされたということなんでしょうか。
(答)はい、今連絡がとれているのは鹿児島、熊本、長崎。佐賀の知事さんとは2時に連絡をとることになっております。

(以上)