武田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年9月4日

(令和2年9月4日(金) 11:00~11:05  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 まず、本日、防災功労者内閣総理大臣表彰式を官邸で実施いたしました。
 受賞者はお手元の資料のとおり、全国で発生した各種の災害に際し、住民の安全確保や人命救助、被害の軽減などに尽力され、また、防災思想の普及や防災体制の整備にご功績のあった個人、又は団体を対象に、9個人、76団体を表彰いたしました。
 また、来週8日火曜日、防災担当大臣表彰を午後1時半より、この中央合同庁舎8号館の講堂で行うこととしております。同様にご功績があった7個人、9団体を表彰する予定であります。
 引き続き、受賞者の皆様には、それぞれの分野において、ますますご活躍され、災害に強い国づくりにご尽力いただきたいと、このように考えております。
 また、ラインで確認する「避難行動判定フロー」についてですけれども、住民の皆さんが台風・豪雨時にとるべき避難行動を確認できるよう、内閣府では、今年の出水期までに「避難行動判定フロー」を作成し周知をしてきたところであります。
 本日、内閣府防災の公式ライン(LINE)アカウントを開設し、この「避難行動判定フロー」をライン上で確認できるようになりましたので、お知らせをしておきたいと思います。
 現在も台風10号が接近するなど、本格化している台風シーズンにおいて、住民の皆さんが適切な避難行動をとることができるよう、是非ご活用いただければと考えております。
 私の方から、今日は以上です。

2.質疑応答

(問)2点ありまして、1つ目は、この台風10号に関して、まだこれから上陸のおそれが出ていますけれども、政府としての対応、具体的にどういうことを想定されていますか。
(答)今、南海上に位置しておるということは確認できております。また今後、特別警報級の勢力まで発達し、記録的な大雨・暴風・高波・高潮をもたらすおそれというものも出てきております。
 我々としては、昨日、私の出席の下、関係省庁災害警戒会議を開催しました。
 また、本日は、15時30分から、総理出席の下関係閣僚会議の開催を予定いたしております。
 その後、16時15分ぐらいから、私の方から国民の皆様への呼びかけも予定をしているところであります。
(問)国民への呼びかけなんですけれども、内容というのはどういうことを御想定していらっしゃるんですか。
(答)やはり命を守る行動の必要性と早目早目の行動、それを呼びかけていきたいと思います。
(問)もう1点が自民党の総裁選なのですけれども、本格的に論戦がこれから始まっていくと思うのですけれども、どういう総裁選になっていくことを期待していますか。
(答)国民政党の総裁選ですから、しっかりと国民の皆様方へ、開かれた場でオープンな議論がプロセスとしてあって、そこでしっかりと決められることが重要じゃないですかね。
(問)国土強靭化の3か年緊急対策についてお伺いしたいと思います。
 一応、相次ぐ災害を受けて、与党内では今の現行の3か年対策を予算特別枠をつけて5年間延長すべきだという提言が7月にまとめられていますが、政府としては、今後、予算編成の作業に入る上でどのように対応していくお考えかをお聞かせください。
(答)骨太にも記しましたとおり、中長期的な視点に立って計画的にこれは進めていくということと、それを果たすためには必要十分な予算というものを確保していく、この方針に変わりはありません。

(以上)