武田防災担当大臣令和2年(2020年)7月豪雨非常災害対策本部(第8回)後記者会見要旨 令和2年7月17日

(令和2年7月17日(金) 16:17~16:21  於:中央合同庁舎第8号館1階エントランスホール)

1.発言要旨


 ご苦労様です。
 令和2年7月豪雨を含む本年の梅雨前線豪雨等による激甚災害の指定については、既に10日と13日に公表しているところでありますが、新たに適用措置を追加する見込みとなりました。
 具体的には、農林水産業共同利用施設災害復旧事業の特例、雇用保険法による求職者給付の支給に関する特例など6つの措置について、地域を限定しない「本激」として指定する見込みであります。
 調査は継続中であり、適用措置等のさらなる追加があれば、速やかに公表してまいりたいと思います。
 被災された自治体や被災者の皆様におかれましては、財政面、また資金面に不安を抱くことなく、復旧に取り組んでいただきたいと思います。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)7番の感染症の関係なんですけれども、「7」とある感染症予防事業の負担に関する特例。言わずもがなだと思うんですけれども、新型コロナウイルス感染症を視野に入れたものであるということでよろしいんでしょうか。
(答)はい、その通りです。
(問)その負担割合が、市町村がゼロになるという。
(答)そうですね。例えば消毒とか、そういった形のものは負担が軽減されるということなんです。
(事務方)補助率については事務的に問合せていただいて。
(問)大臣がこれまで視察されてきた中で、こういった、今回追加されたもので特に被害が酷かったであるとか、印象的であった場面があったら伺ってもよろしいでしょうか。
(答)酷いのは全部酷かったんですけどね。その中でも1つ目立つと言いますか印象に残っているのは、農地に関することで日本の全体の生産量の15%を、久留米市の一農家がパクチーを作っている。それが全て浸水によってダメになったということですね。その生産者にお聞きしたところ、だいたい今の段階、概算の被害総額が2千万円に上ると。そうした農作物被害があったり、やはり激流に飲み込まれて橋が流されたり、あと河川が非常にこうえぐり取られたり、洗堀と申しますか。そうした状況の公共土木施設というものが非常に壊されていた、そういったところが印象に残ってます。

(以上)