武田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年6月23日

(令和2年6月23日(火) 11:32~11:35  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 まずは、「大規模水害対処演習」について御報告いたします。
 令和元年東日本台風や房総半島台風の経験を踏まえ、本日午後1時30分から、荒川氾濫を想定した大規模水害対処演習を、関係省庁や自治体の参加を得て行います。
 新型コロナウイルス感染症に配慮し、オンラインで各省庁等をつないでの演習となります。この演習では、まず各省庁で連携して対応する課題について具体的に議論するとともに、有識者から、荒川の水害リスクや、地球温暖化を踏まえた巨大災害の対応についてご講演をいただき、危機意識を関係者一同で共有することにより、大規模水害に対する防災意識を一層高めていただきたく思っております。
 内閣府からは、平副大臣が参加をいたします。既に出水期に入り、気を引き締めて、関係省庁一丸となって災害への備えに万全を期してまいります。
 私のほうからは、以上です。

2.質疑応答

(問)今発言のあった件についてですけれども、改めてその演習の狙いと期待することをよろしくお願いします。
(答)昨年の大災害でも、水の恐ろしさというのは、皆さん、もう本当に身にしみて感じ入ったところじゃないかと思っております。大都市の中における大きな河川、この水害に対しては、人的・物的にも相当な被害が見込まれますし、その復旧復興にも多大な時間を要する、労力も要することが見込まれます。どうした避難行動をとるのか、どういうふうな警報を発するのか。さまざまな観点から、これを訓練していくことが重要だと思います。
 また、今コロナ禍という非常事態の中での複合災害、これに対する対応、地域的な対応、役所としての対応、それぞれ個人としての対応、どうあるべきかということを訓練するのは、これは必要なことであり、いざ発災時には有効に働くことがあると、このように考えている。それが理由であります。

(以上)