武田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年6月9日

(令和2年6月9日(火) 12:13~12:18  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 御苦労さまです。
 まずは、「新型コロナウイルス感染症対策に配慮した避難所開設・運営訓練ガイドライン」についてでありますが、昨日付けで、内閣府をはじめ関係省庁より、「新型コロナウイルス感染症対策に配慮した避難所開設・運営訓練ガイドライン」を各自治体あてに発出いたしました。
 これまで、コロナ禍における避難所対策に関して、避難所のスペースの確保や密を避けるレイアウト等について自治体に助言をしてきたところではありますが、さらに、訓練の実施を通じて必要な人員数の検討や役割分担、課題等について、各自治体で準備を進めていただくためにガイドラインを作成いたしました。
 各自治体におかれましては、当該ガイドラインをご活用いただき、災害発生前に積極的に訓練を実施し、備えを進めていただきますようにお願い申し上げたいと存じます。
 もう1点、皆さんご覧いただけると思いますけれども、バックパネルの標語についてであります。
 これから本格的な出水期を迎えるにあたりまして、国民の皆さんに防災の観点から広く注意を呼びかけるため、ご覧のようにバックパネルに標語を掲げました。
 今までは「内閣府」だけだったと思うんですけれども、まずは「みんなで減災」です。被害を軽減するためには、政府における公助はもとより、国民一人一人や地域における自助や共助の取組が重要ということでありまして、まずはこの「みんなで減災」というキャッチフレーズを設けました。
 次に、「災害時の備え日頃から」というところですけれども、水害や土砂災害のハザードマップの確認や防災グッズの備蓄など日頃からの準備が重要ということで、日頃からの災害時の備えということで、このフレーズをつけさせていただきました。
 次、「守ろう自らの命」でございますが、災害発生時に命を守る避難行動を促す観点から、このような言葉を選ばせていただきました。
 4つ目は「早め早めの避難行動を」、これは、まさに常日頃から自らの体というか命を守るためには、常日頃から早め早めの行動をとっていこうということを自らに言い聞かせていただくことが重要だと考えておるところであります。
 ありとあらゆる機会を利用して、こうした啓発に努めて、国民全体で防災意識を高めて、今からの出水期、そして災害シーズンに臨んでいかなければならない。我々としても、一層緊張感を持って取り組んでいきたいと、このように考えているところであります。
 警察から1点ございます。本日の閣議におきまして、「犯罪被害者白書」が決定をされました。
 平成28年4月に閣議決定された「第3次犯罪被害者等基本計画」の5つの重点課題に沿って章立てし、同計画に盛り込まれた具体的施策の進捗状況等をご紹介したいと思っております。
 多くの方々にこの白書を手に取っていただき、より一層、犯罪被害者等に対する理解と関心を深めていただくとともに、社会全体で犯罪被害者等を支える気運の醸成が図られることを期待いたしております。
 私のほうからは以上です。

2.質疑応答

(問)訓練のガイドラインについてお伺いしたいんですけれども、内閣府として自治体の実施状況をどのように把握していくのかというところでお考えがあれば、お聞かせください。
(答)都道府県ごとに担当者をしっかりと置いてもらって、その方と緊密に連携を取り合って、現在の状況、そして今からの予想されるいろんな対策等について情報交換をしていくということがまず第一だと、このように思っております。またそれで、その得られた知見を踏まえて、ガイドラインにつきましては改善すべき点は改善をしていこうと、このように考えております。

(以上)