武田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年4月10日

(令和2年4月10日(金) 10:59~11:06  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 既に御案内のとおり、7日火曜日、秘書室において庶務業務を担当している職員が新型コロナウイルスに感染したことが確認をされました。
 これを受けて、既にお伝えしたとおり、当該職員が執務にあたっていた部屋及び8号館の共用部分について消毒を実施したほか、濃厚接触者の疑いがある6名の職員について、自宅待機を指示したところであります。
 なお、私自身は、念のため大事をとって7日火曜日の臨時閣議を欠席したところですが、その後、私は濃厚接触者にあたらないとの連絡が8日水曜日にありましたので、この場を借りて改めてお知らせいたしたいと思います。御心配をおかけしました。
 引き続き、感染症予防に万全を期しつつ、職務に励んでまいりたいと考えております。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)7日の緊急事態宣言の件についてお伺いします。7日の総理の記者会見で、店舗に自粛要請をした場合に従わない店等に対して、警察が取り締まるかどうかという趣旨の問いに対して、総理は、罰則がないから、警察が取り締まるということはない。ただ、協力要請はあるかもしれない。どういう形があるか分からないが、お願いをさせていただきたい、というふうにおっしゃりました。この件について、具体的には、自粛に従わない市民や店に対して、警察が職務質問したり、立入りを強化したりといった運用が考えられるということのようですけれども、一方で強制力のない要請ということに対して、警察力が動員されるということは適切なのか、という議論もあるようです。この点について御見解をお願いします。
(答)緊急事態宣言を踏まえて、東京都をはじめとする7都府県の知事は、新型インフルエンザ等特別措置法の規定に基づく外出自粛要請等を実施しているものと承知をいたしております。
 警察としては、知事からの要請等を踏まえ、外出自粛要請に伴う繁華街等でのトラブル等の発生を防止するため、4月8日から制服によるパトロールを強化し、警戒活動等の所要の措置を講じているほか、そうした活動を通じて、状況に応じ、国民に対し、外出自粛要請が出されている旨の一般的な声掛けを行うなどの協力を行っているところであります。
 引き続き、都道府県知事が新型コロナウイルス感染症拡大防止のための対応を行うに当たり、警戒活動等所要の措置を通じて適切に対応していくよう警察を指導してまいりたいと、このように考えております。
(問)先日の補正予算の関係で、病院船の調査費が計上されましたが、2013年の調査では、費用が莫大であったり、ちょっと否定的な見方が示されていたんですけれども、調査前の現時点での大臣の導入に関する御見解を伺ってよろしいでしょうか。
(答)医療ニーズの多様化、そして今回のコロナウイルス等、こうした状況を鑑みて、海洋国家である我が国も諸外国と同様に病院船を持つべきではないかという、この強い要請が議員連盟、超党派、そして自民党の議連のほうから強く寄せられてまいりました。
 ありとあらゆる手段を講じて、災害だとか、こうした感染症対策に対して国民の命を守っていかなくてはならない強い我々の意志に基づいて、病院船というものを真剣に研究して、国民の生命の安全に資するものにしていこうと、こうした強い思いがありますので、今回どうしたあり方なのか、運用はどうするのか、その他医療体系はどうするのか等も含めて、必要な調査費というものを計上させていただいたということであります。
(問)デイリー新潮で、6日の夜に衛藤議員と宮内議員と会食をされていたと報じられておりますけれども、その事実関係と、今振り返ってみて、会食をされたということが適切だったと思われるかどうか、伺います。
(答)今、先ほど質問があった病院船の議連の会長をされております衛藤先生から、当日、その件に関する動きがあったし、今後ちょっと在り方について、至急お会いしたいので会えないか、という要請がありましたので、指定された場所に行ったまでの話であって、中身については、病院船の今後の実現のための必要な項目や在り方について話し合ったという、それのみであります。
(問)それであれば、寿司店でお酒も含めて食事をされたと報じられていますけれども、その事実関係は間違いないでしょうか。
(答)お酒はほとんどやってませんけれども、我々も人間ですから、食事はどこかでしなければならないわけであって、食事をしたのは事実であります。

(以上)