武田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年1月7日

(令和2年1月7日(火) 11:52~11:57  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 まずはカジノ管理委員会の設置についてであります。カジノ管理委員会に関する事務を担当する大臣として報告します。
 本日、カジノ管理委員会の委員長及び4名の委員が任命され、カジノ管理委員会が正式に発足をいたしました。
 カジノ管理委員会は、IR整備法で定められた厳格なカジノ規制の実施やカジノ事業の健全な運営を確保することを任務とする行政機関であります。
 今後、カジノ管理委員会が委員長・委員のもと、その使命と任務をしっかりと果たしていただくことを期待したいと思います。
 次は交通事故に関することですけれども、昨年の交通事故による死者数は3,215人で、3年連続で戦後最少を更新いたしました。これは、政府をはじめ、関係機関・団体や国民一人一人が交通事故の防止に向け、積極的に取り組んできた結果だと考えております。
 しかしながら、今なお多くの尊い命が交通事故で失われていることに変わりはなく、子供が犠牲となる痛ましい交通事故も依然として後を絶ちません。
 このような交通情勢を踏まえ、本日の閣議において、私の方から、子供を始めとする歩行者の安全の確保や高齢運転者等の安全運転の励行等を重点として、各界各層と連携しながら、交通安全教育、交通指導取締り、交通安全施設等の整備、先端技術の普及活用等の諸対策を着実に推進していくことを発言いたしました。
 交通事故を防ぐために、自動車や自転車の運転者、歩行者がそれぞれ相手の立場に配慮し、思いやりの気持ちをもって行動するようにお願いいたしたいと思います。
 最後に、1月8日から12日までの日程で、フランス及びスウェーデンへ出張いたします。
 まずは、国家公安委員会委員長としまして、フランスで治安関係閣僚及び国際刑事警察機構ICPO事務総長と会談し、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を見据え、テロ等に対処するための協力を強化したいと考えております。
 また、国家公務員制度担当大臣としまして、フランス及びスウェーデンで国家公務員制度関係閣僚等と会談し、男性国家公務員の家庭生活への参画促進や女性国家公務員の活躍等について意見交換をしてまいりたいと思います。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)冒頭あったカジノ管理委員会についてお伺いいたします。IR担当の副大臣だった秋元さんが逮捕されるなど、IRとかカジノの廉潔性が問われる事態が起こった中での船出となるわけですけれども、それに対する受け止めと、改めてなんですけれども、この廉潔性に対する不信感も国民にある中でカジノ管理委員会の果たすべき役割というものを改めてお聞かせください。
(答)現職の国会議員が逮捕されたということに関しましては、本当に遺憾なことだと思っておりますし、また、これ捜査中の個別事件でありますので詳細なコメントについては、差し控えさせていただきたいと思います。
 いずれにせよ、この管理委員会というのは、IR整備法で定められた厳格なカジノ規制の実施、そして健全な運営を確保するという任務を担っておりまして、厳正かつ公正にカジノ事業の免許審査などを行っていかなくてはなりません。
 今後、本日任命された委員長のもとに高い独立性というものを維持しながら、しっかりと任務を果たしていっていただきたい。
 関連性につきましては、どういったことが関連するという問題ではなくて、国民の信頼というものをしっかりと集められる、信頼性の高い公正・公平な独立性を確保した組織として運営をしていただきたいという、このことに尽きると思います。

(以上)