武田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年12月27日

(令和元年12月27日(金) 9:35~9:41  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 国家公務員制度担当大臣として、報告をいたします。
 男性国家公務員の育児休業等の取得促進については、11月1日の閣僚懇談会における総理の指示を踏まえ、来年度から、子供が生まれた全ての男性国家公務員が、1か月以上を目途に育児に伴う休暇や休業を取得できるよう、検討を進めてまいりました。
 この度、具体的な方策を取りまとめましたので、本日の閣僚懇において、私の方から報告をいたしました。
 閣僚懇では、各大臣に対し、男性国家公務員が休暇や休業を取得できるよう、御尽力をお願いさせていただいたところであります。
 なお、男性が育休を取りやすい環境とするためには、生産性の高い働き方が重要であり、そのため、業務の効率化と同時に質の向上を目指す「業務見直し」にも各府省において取り組んでいただきたいとしているところであります。
 詳細は人事局の方にお問い合わせをいただければと思います。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)IRとカジノ管理委員会に関してお伺いいたします。IR事業を巡って、25日に秋元司衆議院議員が収賄容疑で逮捕されました。まず、この受け止めと、あと、秋元さんがIR整備法の制定過程で副大臣だったということもありまして、IR制度の制度設計に問題があるのではないかと、野党側から特に1月7日のカジノ管理委員会の設置については止めるべきだというような声も出ていますが、スケジュールを見直す考えがあるのかどうか、この2点をお聞かせください。
(答)まず、今御指摘の報道については承知しておりますけれども、これは捜査機関の活動内容に関わる問題でありまして、私の方からのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
 また、今回の件がIRとどのような関係にあるのかということも含め、これも捜査機関の活動内容に関わることですので、私の方からはコメントは差し控えさせていただきたいと思いますけども、政府としては、IR整備法に基づいてカジノ管理委員会の設置も含め、必要な準備を今後とも進めてまいりたい、このように考えております。
(問)つまり予定どおり1月7日に設置に向けて準備を進めるという理解でよろしいでしょうか。
(答)必要な準備を進めてまいりたいと思います。
(問)国家公務員制度の担当大臣としてお伺いします。かんぽ生命保険の不適切販売問題を巡って、更迭された総務省の事務次官が日本郵政に天下りした総務省OBに情報漏洩していたことがこのほど明らかになりました。これを踏まえて、利害関係のある団体に役所のOBの方が再就職することについての大臣のお考えと、このようなことが起きないように各省庁でどのような対策が求められるのかについてお考えを伺えればと思います。
(答)今般の件に関すれば、公務の信頼を失ったということに関しては、非常に遺憾に存じておるところであります。
 また、この問題については総務大臣の方からも詳細にわたって過日説明がなされたことと承知しておりますし、また、日本郵政における問題でありますので、私の方からの詳細なコメントというのは差し控えさせていただきたいと思います。
(問)大阪、兵庫、愛知等、6つの府県の公安委員会が、六代目山口組と神戸山口組を「特定抗争指定暴力団等」に指定することと決めました。過去2例目の指定になるのですけれども、受け止めをお願いします。
(答)六代目山口組と神戸山口組に関連して、最近、凶器を使用した殺傷事件が続発しておりまして、地域社会に不安を与えているものと、私自身認識しております。
 こうした状況の中で、関係府県の公安委員会が、両団体を「特定抗争指定暴力団等」として指定することを決定したと承知しております。
 警察におきましては、対立抗争というものを封じるため、引き続き、暴力団対策法の活用を始め、必要な警戒や取締りを進めてまいりたいと、このように考えております。
 皆さん、良いお正月を。いろいろお世話になりました。

(以上)