武田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年9月20日

(令和元年9月20日(金) 11:30~11:34  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 本日、台風第15号に関する関係閣僚懇談会が開催され、私(防災担当大臣)の方からは台風第15号を含む本年8月から9月の前線に伴う大雨による災害の激甚災害指定と、台風第15号への政府の対応状況について説明をいたしました。
 台風第15号を含む本年8月から9月の前線に伴う大雨による災害の激甚災害指定につきましては、既に、佐賀県の多久市、武雄市、大町町について、指定見込みを公表しているところでありますが、新たに適用措置等を追加する見込みとなりました。
 具体的には、農地等の災害復旧事業等についての補助率のかさ上げ等は、地域を限定しない「本激」として、また中小企業の災害関係保証の特例は、千葉県の鋸南町を「局激」として、指定する見込みであります。
 被災された自治体におかれましては、財政面に不安なく、迅速な災害復旧に取り組んでいただきたいと思います。
 今後は指定政令の手続を速やかに進めてまいります。
 詳細につきましては、事務方にお尋ねいただきたいと思います。
 また、台風第15号につきまして、昨日、今井大臣政務官が千葉県の君津市、富津市の被災現場を訪問し、被災地の実情を視察してまいりました。
 君津市、富津市を含め、千葉県の一部地域において、停電が続いており、これに伴う断水も発生しております。日を増すごとに増していく被災されている方々のストレスを一日も早く解消すべく、引き続き、地元自治体と連携し、政府一体となって、災害応急・復旧対策に取り組んでまいります。
 最後に、台風17号につきまして、この後、私自身も出席して、関係省庁災害警戒会議を開催し、今後予想される影響や警戒すべき事項について関係省庁間で確認するとともに、万全を期すように要請し、政府一体となった警戒態勢を確保いたしたいと思います。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)今回、台風15号の被害で、鋸南町の方が中小企業の関係で「局激」に指定されたということですけれども、これの理由とその他の市町村の現在の検討状況を教えてください。
(答)「局激」に指定するには、指定するなりの一定のルールがあります。これは、被害状況と被害の数字というものをどんどん上げていただいて、その積上げ方式による部分もあるわけでありますけれども、鋸南町につきましては、そうした一定の条件というのを満たしたということであります。よその地域におきましては、停電等の状況があって、まだ完璧にデータが上がってきていないという、今我々はそれを集めている途中でありますので、今日の段階では鋸南町ということになっています。
(問)今の関連で、今後の調査の結果次第でまた対象となる地域が増える可能性もあるという理解でよろしいのでしょうか。
(答)今、飽くまでも調査中の段階でありますけれども、その調査の結果、基準を満たす地域や適用措置があったときは、速やかに指定の見込みというものを発表させていただきたいと思っております。

(以上)