竹本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年6月5日

(令和2年6月5日(金) 15:42~15:47  於:中央合同庁舎第8号館1階S108記者会見室)

1.発言要旨


 3件、こちらから報告するものがあります。
 まず1つは「デジタル・ガバメント閣僚会議」でございます。先ほど終わったばかりですけれど、マイナンバーカード、それからマイナンバーの利活用の促進、さらには政府のネットワーク環境の再構築、こういったことを議題にして本日開催をいたしました。マイナンバーにつきましては、特別定額給付金の支給等について活用はされているのですけれど、まだ完璧ではないという状況もございます。それから各省庁間のネットワーク環境でございますが、先般もここで御説明しましたが、各省がばらばらになっている状態を一本化して、効率よく、同じLANできちんと連絡がいくようにしたいということ、そのためのキックオフ会合を先般行いましたけれど、各省の副CIOに直接協力を要請しております。そういうことで、これから将来予想されるであろう大災害等の事態、あるいは感染症のような事態においても、行政機能が適切に安定して発揮できるような環境をつくっていきたいと思っている次第であります。それが1つでございます。
 2番目は「防災×テクノロジー」タスクフォースの取りまとめでございます。これも以前に少し申し上げたことございますけれども、この2月に私からIT政策、科学技術、宇宙政策に加えて防災を所管しております平副大臣に、防災対策におけるテクノロジーの活用を進めるための施策を検討するよう指示したところでございます。昨年の災害等におきましても、電子機能を使った防災地図が非常に活躍した等々、いろいろなテクノロジーを使うことによって防災対策が適切に進められるということを研究してもらったわけでございます。詳細につきましては後ほど平副大臣の方から御説明があります。
 3点目はSIP、自動運転システムの課題であります。羽田空港地域での自動運転の実証実験を開始いたします。昨年の10月から戦略的イノベーション創造プログラム、SIPの下で実施してきました。3カ所でやっていますけれど、東京臨海部の自動運転、それから羽田空港、それからもう1つはお台場。私自身はお台場に実際に行ってまいりました。今回羽田空港地域で実証実験を開始するというところでございます。

2.質疑応答

(問)自動運転の実証実験なんですが、今、コロナの第2波も懸念されるタイミングで、なぜ今、自動運転の実証実験を開始するのか、そこら辺について教えてください。
(答)これは3カ所を予定しておりますので順次やっていくということで、今回羽田についてはこういう状況になってきたわけですけれど、おっしゃるようにコロナという経験をいたしましたのでポストコロナで、どういう社会の構造になっていくかということも念頭に置きながら、この自動運転をどう活用できるか、できないか、その辺を見ていきたいという気持ちで、そういう意味ではいい時期かとは思っております。
(問)第6期科学技術基本計画についてお伺いしたいんですけれども、第5期では5年間で26兆円という目標があると思いますが、第6期に関してはそのような目標など議論はされているのでしょうか。
(答)議論はもちろんしております。ですから、金額の問題もありますけれど、やはり5Gといいますか新しいテクノロジーが入ってくる中で、それを活用してきちんと時代の要請に応えるようなものにする必要があるだろうと、それを支える科学技術者の現状を改めていくといったことが入ってまいります。

(以上)