竹本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年5月8日

(令和2年5月8日(金) 11:02~11:07  於:中央合同庁舎第8号館1階S108記者会見室)

1.発言要旨


 こちらから発表する案件が2つあります。
 1つは新型コロナウイルス感染症対策のテックチームですが、第3回目を開きます。その案内です。本日の1時半から開催いたします。
 テックチームの中では「接触確認アプリ」、(感染者と接触した濃厚接触者をスマートフォン間のデータのやりとりで把握するいわゆる)シンガポール方式という話をしましたけれど、それの具体化案についてお話をしていきたいと思っております。それが1つです。
 もう1つは新型コロナウイルス感染症対策で進めております、全国の医療機関の医療提供体制を把握するWeb調査システムのことでございます。
 全国の20人以上の病床を保有する病院ということで、約8,000の病院を把握しておりますが、そこにおける、例えば空きベッドの数とか、その他もろもろの医療用の設備等の稼働状況を把握しようということで、現在、既に動いておりまして、約6,000ぐらいの病院から情報がきております。
 例えば空きベッドが今はありますが、2週間後にはなくなりますという情報が我々の方へ来ております。情報を関係のところへ出しますと、関係のところから必要な物をそこへ、例えばマスクを配布するというふうな仕組みになっています。このWebシステムについて報告をいたします。

2.質疑応答

(問)先週の金曜日の閣議はテレビ会議システムを使ったんですけれども、今回は持ち回りになったということで、これは何か理由があったんでしょうか。
(答)特にないと思いますけれど、いろいろ試してというと変ですが、テレビ会議もやりましたし、持ち回りは従来からやってきたことですから、案件の多さとかそんなことも勘案しながら決めておられると思います。
(問)先ほどの医療体制のWeb調査をされているということなんですけれども、これは、例えば結果をどういうふうにまとめようと考えていらっしゃるのかということと、何を項目として調べていらっしゃるのかということについて伺えますでしょうか。
(答)新型コロナウイルス感染症対策として、約8,000の各病院がどういう状況で対応しているか、そういう情報を全部1点にまとめたいと思っています。
 そして現場からいろいろな情報を、例えば感染者がうちには10名いる、あるいは医療従事者が200名いるという情報がありまして、マスクは幾らあるかというような情報は全部こちらへきます。
 そうすると、例えば2週間後にはマスクがなくなりますという情報が入っていますから、マスクをくださいと言われれば、こちらにすぐその情報が入りますので、関係のところへ指示をしまして、そこからマスクを送るというふうなことです。的確な情報を1点に集中して把握しているというWebシステムです。
(問)では、もう調査は随時始まっていてということですか。
(答)もう実際に使っています。
(問)何か結果として取りまとめを公表することは考えていらっしゃるんでしょうか。
(答)取りまとめというよりも、意外とワークしているシステムで、意外と言ってはよくないんですが、現実に合っていると思います。
 というのは、御承知のとおり、病院というのは私立病院もあれば公立の病院もありますが、大体都道府県で対応しているのが多いですから、情報がまちまちであったのが今までの状況です。それを公立も私立も全部1点に集中して、こちらに情報をとりますので、大体こういう状況になっているということがこちらも分かりますので、非常に今回のような状況に対応するには、ちょうどいいものではないかと思っています。
(問)さらに1点、これを運用しているのは厚生労働省のほうになるのかIT室になるのか、どこが取りまとめをされているんでしょうか。
(答)情報はIT室に入るんですが、実質は厚生労働省で、例えばマスクの配布とか、そういうことをやっておられます。

(以上)