竹本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年4月28日

(令和2年4月28日(火) 11:04~11:07  於:中央合同庁舎第8号館1階S108記者会見室)

1.発言要旨


 こちらから発表するのが1点ございます。医療研究開発革新基盤創成事業、CiCLE(サイクル)といっておりますが、それの第2次提案の受付を開始しましたということであります。AMEDで実施しておりますCiCLEの新型コロナウイルス感染症対策に関する研究開発課題の第2次募集でございます。それを昨日開始しましたということです。
 中身を少し申し上げますと、一つは予防ワクチンの開発、それからPCR等診断技術の開発、それから治療法の開発、それから基盤技術研究開発、この四つの分野で公募しております。補正予算で200億円追加予定であり、それの中身の募集であります。

2.質疑応答

(問)今のCiCLE事業なんですけれども、ベンチャーにも投資されていると思います。政府の事業継続のための助成金は、前年に比べて売上がどれだけ減っているから助成金を出すという制度になっていて、研究開発型ベンチャーはもともと売上自体が立っていないので、この対象にはならないという話を聞いています。科学技術担当大臣としてこうした研究開発型ベンチャーをどういうふうに応援するのか、この対応策について教えてください。
(答)おっしゃるとおりだと思います。ベンチャーというのは大体これからつくるところですから、前の実績がどうでそれが沈んだという話ではないんです。だから、今回のコロナによって前年より収入が半分になったとか、ゼロになったとかいう話にはなかなかそうできないんです。ですからそういう問題とは別に、やはりベンチャーに対してどういう支援をこういう経済状況の中でするかということを、やはり総合的に考えていかなければいけないと思っております。これは関係の役所ともよく相談をして、何かいい知恵がないかということを問いかけていきたいと思っております。
 現実に、スタートアップの企業が例えば融資を受けるときに、やはり一定の担保を要求されているんです。例えば3000万円借りるのであれば300万円、3億円であれば3000万円の。なかなかベンチャーにはそんな担保はないんです。だからその辺が非常に私も問題だと思っています。私も中小企業対策を長年やっていましたので、その辺の実情はよく分かっているつもりでおりますので、知恵を絞っていかなければいけないと思って、関係省庁と相談していきたいと思っています。

(以上)