竹本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和2年2月21日

(令和2年2月21日(金) 9:33~9:37  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 今日はクールジャパン戦略会議の開催について、こちらから報告することがございます。
 昨日、第2回の「クールジャパン戦略会議」を開催いたしました。第1回目は昨年の11月だったと思いますが、要は各省の副大臣クラスに来てもらいまして、「食」とか「酒」、「国立公園」、いわゆる日本の魅力を対外的に発信するのにどういうテーマを選び、どういうふうにしたらいいかということを、非常に活発な議論をいたしました。今後はこういう政策ツールを使いながら、具体的な戦略を立てていきたいと思っております。何が日本の魅力かと、何がクールなのかということについて、常にいろいろな人の意見を聞きながら、新しい価値の創造と言えるかどうか知りませんけれども、日本の魅力の向上に努めていきたいと、このように思っているわけであります。

2.質疑応答

(問)昨日ですね、末松さん、AMEDの理事長の末松さんの講演でですね、新型コロナ対策に対して、医療分野の調整費のうち24億円を組み替えて、新型コロナに充てるというようなお話があったんですけども、これは具体的にはですね、どういうような研究開発をこれから行うのか、そこら辺について大臣、教えてください。
(答)この前、ここでも少し申し上げたと思うんですけれども、調整費はほぼ使い切った後に、この新型コロナウイルスの問題が起こってきたわけで、そこで我が方としては、そういう対策をきちっとやる立場にあるから、あらゆる金を引っ張り出してやれというふうにして指示を出しておったら、4.6億円でしたか、AMED関係ではそれぐらいの金は何とかなるということだったんですけれども、しかし、考えてみれば、トップダウンで既にゲノムですけども、執行をしておるものを振り替えてでもできないかという声が強くありまして、昨日、党の方からもそういう御要望を受けましたので、今、事務方に検討させているところであります。だから全体がそれに使えるかどうか、それは分かりません。今、既にもう着手しているところがありますので、しかし、可能な限り新型コロナウイルス対策に、あらん限りの資源を使ってやらないといけないと、そういう立場だと思っております。
(問)具体的にどんなことをやるかというのは、まだ想定されてないんですかね。
(答)そうですね。この前申し上げましたように、キットの開発、検体とってやるの、6時間ぐらいかかるようです。だから検査人数がなかなか増えていかないんです。だからそういうキットの開発、それから治療法、さらに、将来的にはワクチンの開発も考えなければいけない。それは想定しているんですけども、ワクチンも候補物質の選定に、やはり三か月かかるようで。あれやこれや結構時間もかかるということで、今時点でどこまで何ができるかということを、今、早急に詰めさせております。
(問)関連で、党からの要望というのは具体的にはどういう形で来たんでしょうか。
(答)要は、こういう事態になったので戦略室として使えるお金があれば、そちらに更に力を入れてほしいという内容であります。
(問)科学技術イノベーション調査会からということですか。
(答)科学技術イノベーション戦略調査会です。

(以上)