竹本内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年11月1日

(令和元年11月1日(金) 9:10~9:14  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)先日、大臣も出られた基本計画の専門調査会でですね、第5期基本計画のレビューが始まったんですけども、現在の達成状況と今後の課題についてどのように見てるのか、教えてください。
(答)この調査会では、基本計画の進捗の確認をしたこと、それから委員からは将来の国家像、社会像、研究開発投資、民間資金の活用等について、それだけではありませんけど、いろいろな分野における活発な議論をいただいたと聞いております。
 現状につきましては、第5期基本計画の進捗状況の分析を進めているところですが、ノーベル賞を受賞された吉野彰先生がお話しされていたとおり、我が国は上流は強いが下流が弱いと受け止めているわけであります、我々も。このような状況を踏まえまして、専門調査会においては、2021年度からの次期基本計画に関しまして、一つは基礎研究に従来以上に力を入れて取り組むとともに、二つめとして、科学技術・イノベーションが社会を大きく変化させる原動力となるよう、具体的な戦略を検討していただくことを、お願いをした次第であります。具体的に言いますと、例えばリチウムイオン電池を、具体的に活用することによってイノベーションを実現すると、そんなことを考えているわけであります。
(問)そのレビューの中でですね、大臣、若い人に自由に闊達に研究できる環境が必要だと前からおっしゃってますけども、そのレビューの中でですね、若手の指標についてはですね、安定的な職の安定的なポストが減ってるという結果も出てるんですけども、それについてはどのようにお考えでしょうか。
(答)私はおっしゃったとおりだと思います。安心してその研究に打ち込む環境が十分かと言うと、私はそうではないと思います。一つは待遇が必ずしもよくないというのが一つ、それから2番目に期間を限定されている人が多い。こういった事情で何ら打ち込めない人が結構いるんではないか。だからその辺を強化して強力な支援体制をつくることが、日本の基礎科学技術の研究に若い優秀な人たちが没頭できる結果として、いい成果が生まれるのではないかと思っています。
(問)間もなく内閣改造から2か月近くが経ちますが、昨日ですね、河井法務大臣が、週刊誌に書かれた疑惑をもって辞任しました。この1週間で2人辞任するというのは、政権発足後初めてになるんですけれども、大臣の御所見はいかがでしょうか。
(答)私も内閣の一員でございますので、内閣の一員として身を引き締めて職務を遂行していきたいと考えております。

(以上)