第198回国会における経済演説

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第198回国会において経済演説を行う茂木大臣

 平成31年1月28日、第198回国会において、茂木内閣府特命担当大臣(経済財政政策)の経済演説が行われました。
 はじめに、日本経済は、景気回復の期間が戦後最長に並んだとみられ、来年度も内需を中心とした堅調な景気回復を見込んでいるが、通商問題が世界経済に与える影響など海外経済のリスク要因に十分注意しながら、経済運営に万全を期していくことを述べました。
 次に、今後、日本経済が直面する3つの壁、少子高齢化の進展、経済成長と財政健全化の両立、保護主義と通商問題に全力で取り組んでいくことを述べた上で、「全世代型社会保障」への改革を進めること、潜在成長率の向上に向け、成長戦略をさらに加速させること、財政健全化に向け、2025年度のプライマリーバランス黒字化等を目指すこと、本年10月に予定する消費税率引上げの経済への影響を乗り越える十二分の対策を講じること、世界で保護主義の動きが広がる中、日本が主導して自由貿易システムを守っていくこと、などを強調しました。
 最後に、日本が乗り越えるべき3つの壁は、やがて世界各国が直面していく課題でもあり、日本がフロントランナーとして、世界に向けて解決モデルを示していくことを述べました。