茂木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年6月25日

(令和元年6月25日(火) 9:44~9:48  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

特になし

2.質疑応答

(問)日米貿易協定交渉についてお伺いします。大阪でのG20サミットに合わせてライトハイザー代表と協議する方向で調整されるとのことでしたが、現段階で可能な範囲で、日程の調整状況を御教示ください。お願いいたします。
(答)今週のG20大阪サミットに合わせて、ライトハイザー通商代表が来日予定と聞いており、ライトハイザー代表とは今回、訪日した際に協議を行うことになると思いますけれど、いつ、どういった内容を、どこで協議するかにつきましては、調整がつき次第お知らせしたいと思います。
(問)関連して、先週、ライトハイザー通商代表が議会の公聴会で発言したことを受けまして、一部報道などでは、ライトハイザー氏が農業分野の先行合意に意欲を示したという見方も出ています。大臣は、この先行合意ということに一貫して否定的な立場をとられてきたと思いますけれども、改めて御見解と、実際の交渉の中で、ライトハイザー氏から農業分野の先行合意というのを直接求められたことというのはあるのでしょうか。
(答)恐らく18日の上院の財政委員会の公聴会の話だと思いますけど、ライトハイザー通商代表が、そこでどう言ってるかですけれど、
"So what I have proposed doing, is to try to take care of a couple of the issues, particularly agriculture, early. Because if we don’t, we don’t want to wait a length of time of an entire negotiation, beyond that we want to negotiate across the board with the Japanese. "と、こういう言い方をしてると思うんですね。米国側の関心事項が農産品にあるとしても、今引用したように"take care of a couple of the issues"と、つまり、いくつかの事項を早期に取り扱い解決すると、そして"we don’t, we don’t want to wait a length of time of an entire negotiation"と、全てにわたる交渉で長時間待つことはしたくないと言っておりまして、昨年9月の、日米共同声明の内容、すなわち、まず早期の成果が期待される事項、物品貿易等について交渉を開始し"beyond that we want to negotiate across the board"と、その議論の完了の後に他の貿易・投資の事項についても交渉を行うと共同声明の内容のとおり述べたものと理解を致しております。
 私とライトハイザー通商代表との間では、この日米共同声明の内容に沿って交渉を進めるということで一致しており、そのように議論を進めております。 いずれにしても、合意はパッケージ合意ということでありまして"nothing is agreed until everything is agreed"と、部分合意はありません。パッケージ合意ということになるわけでありますから、日本の立場を守りつつ、日米双方にとって利益となる形の合意を目指して協議を進めていきたいと思ってます。

(以上)