茂木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成31年2月15日

(平成31年2月15日(金) 9:00~9:03  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 今週は毎日やっていますね。

2.質疑応答

(問)おはようございます。
 今、北京で米中閣僚会議が行われている点に絡みましてお願いします。会議の結果なんですが、日本経済にとって、輸出の重要性が高いという点から見ても非常に重要な意味合いを持つと思うんですけれども、何らか進展があった場合、今やや勢いが鈍っている日本の中国向け輸出にはそのままプラスに働いてくるのか、若しくは足元の輸出の鈍化というのが中国経済の循環的な減速の影響なので、引き続き厳しい状況になるのかという点についてどのように御覧になっているかお願いします。
(答)なかなか難しい質問なんですけれど、我が国の輸出については、中国の緩やかな経済の減速や情報関連財需要の一服などを背景に、中国向けの輸出に弱さがみられているわけであります。また、昨日公表したGDPの速報値でも、内需は堅調である一方で、外需の寄与度が3四半期連続でマイナスとなったわけであります。
 今行われております米中の貿易協議につきましては、昨日から閣僚級協議が行われているところでありまして、協議の動向を注視をしていきたいと思っています。合意と言っても、どういう内容の合意になるか、また、どういうレベルの合意になるかということにもよってくる部分もあると思います。
 その上で中国経済の減速につきましては、単に通商問題だけではなくて、過剰債務の削減といった構造問題の取組が、インフラ投資を始めとする内需の抑制につながっているといういった面もあるわけでありますから、この問題や通商問題も含め幅広い視点で中国経済の動向をしっかり見ていくことが必要だと思っております。

(以上)