茂木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年12月11日

(平成30年12月11日(火) 11:00~11:06  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 特になし

2.質疑応答

(問)昨日、臨時国会が閉会しましたけれども、改めてですが、今国会で成立した補正予算や法案などの成果について、御見解を聞かせてください。
(答)はい。昨日閉会しました臨時国会は、48日間という会期の中で、様々な政策を前に進める成果を得ることができたと考えております。
 まず御指摘のありました第1次補正予算が成立をしたこと。これは今年の夏に相次いだ自然災害で被害を受けた地域の復旧・復興を進めるための予算の手当てがしっかりできたわけでありまして、早期の執行を図ることによって被災地の復旧・復興と、しっかり進めていきたいと思っております。
 また、日EU・EPAが承認をされました。年内に通報を行いまして、来年の2月1日にも発効という見通しであります。TPP11の方が本年の12月30日に発効するということで、この二つを合計しますと13兆円のGDP押し上げ効果、そして75万人の雇用増の効果ということでありまして、正に日本経済の新たな成長エンジンになると考えております。世界的に保護主義といった動きが広がる中で、21世紀型の自由で公正な共通ルールを世界に広げていくというメッセージを発することにもなったんではないかなと思っております。
 さらには入管法の改正がありました。これは深刻な人手不足に対応するため、一定の技能や専門性を持ち即戦力となる外国人材を受け入れるための、新たな仕組みというものができたと考えております。来年4月の施行ということでありまして、それに向けて政府が一丸となって準備に万全を期していきたいと考えております。
(問)TAG交渉についてお伺いします。先日アメリカのITCの公聴会に続きまして本日未明にも、USTRの公聴会も開かれました。その中で農業団体などから、TPP以上の自由化を求める声もありましたけれども、今回のこと、ほかに自動車の輸出規制ですとか為替条項についてもありましたけれども、こういった業界団体の意見について、どのように大臣は受け止めていらっしゃいますでしょうか。
(答)USITCのヒアリングの結果、それから10日に行われたUSTRの公聴会、内容は御覧いただきました?
(問)ワシントンの支局長が取材をしておりまして、その内容は聞いております。
(答)私が少なくとも概要を読んだ範囲で言いますと、そちらの認識とはかなり違うんだと思います。御覧いただいた方がいいんじゃないかなと私は思います。きちんと全体の内容を見た上で質問していただいた方がいいんじゃないかなと思いますけれど、まずUSITC、これはどういった形でヒアリングしてるかといいますと、基本は米国の関税の引下げと、これによって米国国内にどんな影響が出るかと、こういう意見を聞くという趣旨のもとで行われているものであります。
 一方、10日のUSTRの公聴会は、幅広い業界団体が参加して行われましたが、基本的に日米協定への強い期待が表明されたと考えております。農業について様々な意見ありましたが、一番多かった声は、TPP11そして日EU・EPAが早期に発効することを控えて日本との早期合意を求めるという声が多かったと承知をいたしております。御覧いただきましたら、全体読んだらそういうふうになると思いますから、よく読んでいただければ。
(問)ありがとうございます。
 中でも乳製品の部分ではTPP12よりも上回る内容を求めていると支局長の方から聞いておりますけれども……
(答)全体読んで質問していただければ、そういうふうに思います。

(以上)