平井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 令和元年5月31日

(令和元年5月31日(金) 9:22~9:26  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 おはようございます。
 私の方からは宇宙政策担当大臣として、今日開催されます「スペースデブリに関する関係府省等タスクフォース」において、「スペースデブリに関する今後の取組について」議論を行う予定です。政府として、共通の認識を持って、関係府省が連携して今後の取組を進めていきたいと思っています。
 具体的な内容としては、デブリの観測・予測能力の向上、そしてデブリの発生の抑制やデブリ除去等の低減対策、国際的なルール整備、国際的なデブリ対策の働きかけなどが主なテーマになると思います。
 なお、「スペースデブリに関する今後の取組について」は、「宇宙開発戦略本部」においても報告する予定です。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)昨日、バイオ戦略の有識者会合でバイオ戦略の方向性が示されて、その中で先端研究・創業の国際拠点都市形成というのが出てきたんですけれども、それと大臣が今、検討されているスタートアップ・エコシステム都市とか拠点、ここの関係というのはどういうふうになるんでしょうか。
(答)バイオ戦略については、官房長官から指示があるので、6月の戦略策定に向け検討を進めています。
 永山会長を座長とする有識者会議で昨日、提言も出ていますが、その内容も存じ上げています。
 バイオ分野のオープンイノベーションを実現するための核として、世界の人材、投資を引き付ける国際拠点を構築することとして、バイオ分野の研究・創業に必要な世界最高水準の研究施設等の整備及び事業化支援を集中的に行うということがその中には書かれていたというふうに思います。
 一方で、「スタートアップ・エコシステムの拠点都市形成」というのは、まず地域の都市計画をもとに、地域の産業構造や実情に応じたスタートアップ施策を精力的に展開して、産官学、特に大学を中心として、起業家や支援人材が集積している都市を、世界に伍するスタートアップ拠点へと形成していくというようなことで、そこからユニコーンなんかも生まれてくるというような環境を作りたいというふうに思っています。
 この二つ、目的は違うんです。違うんですけれども、とても親和性のある取組だというふうに思っているのと、そういう意味で、「スタートアップ・エコシステムの拠点都市形成」の枠組みや支援策をバイオ国際拠点の構築に活用することも可能だというふうに思います。拠点作りというのが必要だなというのは、ある意味いろいろな分野で正にそのとおりだなというふうに思っていますので、スタートは違うんですけど、連携できたらいいなとは思っています。

(以上)