平井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成31年3月19日

(平成31年3月19日(火) 9:22~9:27  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 クールジャパン戦略担当大臣として、昨日開催した「クールジャパン官民連携プラットフォーム」の総会について報告します。
 総会を開催しましたが、その中で、昨年12月にスタートした「クールジャパン高校生ストーリーコンテスト」の上位3作品について、高校生自身にプレゼンテーションを行っていただき、その場で出席した皆さんがスマホか紙で投票するということで最優秀作品を決定して、表彰しました。ちなみに大阪市立鶴見商業高校が僅差で最優秀作品となりました。
 最終審査の各作品は、どれも外国人の意見を踏まえつつ、次の時代を担う若い方の感性はもちろん、関係者へのヒアリングを積み重ねた努力や地域への想いはとてもすばらしいと感じました。また、内容もさることながら、相手に伝えるということについても、発表の仕方など非常に工夫を凝らしており、とても感心しました。今後も、高校生自らが各地の日本の魅力を発見し、それを海外に発信していく取組が続いていくことを期待してます。
 そして、昨日は講演ということで、私も本当に好きな番組ですが、「YOUは何しに日本へ?」の太田プロデューサーから、訪日観光客の最近の変化や彼らが感じる日本の魅力について講演をいただきました。高校生のプレゼンテーションとか太田さんのお話から、日本の魅力というのは全国各地に存在しており、それを見つけて海外に発信していくことができる。言い換えれば、クールジャパンは100人いれば100通りあり、柔軟に試行錯誤していくプロセスこそが重要であると改めて感じました。こうした点も参考にして、官民連携プラットフォームの皆様とともに引き続き連携して、新たなクールジャパン戦略の策定に向けた検討を現在進めているところでございます。
 私からは以上です。
 

2.質疑応答

(問) “HIRAI Pitch”をこれまで重ねてきて今までの振り返りと、あとベンチャースタートアップから話を聞く中で共通して見えてきたことなどありましたら教えてください。
(答) 今、“HIRAI Pitch”約89、90、実質はもう100ぐらいのピッチを受けて、現在それを政策に反映すべく取りまとめ作業に入っているところです。大まかにはもうできておりまして、これから政府のペーパーの中に書いて入れていくこと。それと、具体的な政策そして予算というふうにつなげていかなきゃいけないというふうに思っておりまして、なぜ日本のスタートアップがこれだけ機運が盛り上がっていながら海外と比べてその成果が目立たないと、控えめだというようなことに関して我々なりの分析を加えて、また、これは海外のスタートアップの状況とかいろいろ、いろんなデータと比較をしながら、今直ぐにやらなきゃいかんということを近々発表させていただこうというふうに考えています。
(問) それはインキュベーターとかそういうお話なんでしょうか。
(答) トータルの話でございます。

(以上)