平井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成31年3月5日

(平成31年3月5日(火) 8:38~8:42  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨

 まずは科学技術担当として、今日午後、虎ノ門ヒルズで「第1回日本オープンイノベーション大賞表彰式」を開催します。これは国会の状況によりますが、私もできれば主催者として参加したいと思っています。
 本表彰は産学連携、大企業とベンチャー企業の連携、自治体と企業の連携等、組織の壁を越えて新しい取組に挑戦する模範的な取組を称え、オープンイノベーションの機運を高めることを目的にしています。
 また、今日は受賞された方々のオープンイノベーションの取組に対するパネルディスカッションもする予定です。オープンイノベーションを加速していくためには、いろんな「繋がり」をこれから広げていくということが重要だと思っています。第1回ですので、できれば取材していただければと思います。
 もう一点は、クールジャパン担当として報告します。今日から17日まで、渋谷ヒカリエにおいて、瀬戸内国際芸術祭の開幕直前展が開催されます。4月26日に開幕する瀬戸内国際芸術祭は、香川県の直島を中心として開催される3年に一度の芸術祭(トリエンナーレ)です。海外の旅行雑誌から、2019年に注目する旅行場所として、日本で唯一、瀬戸内海が選定されるなど、海外メディアからも注目を集めています。その開幕直前展の初日企画の中で今日19時より、芸術祭の総合ディレクターである北川フラム氏とトークセッションを行い、瀬戸内国際芸術祭の経験をこれからのクールジャパン政策を考える上でのヒントにしていきたいというふうに考えておりますが、これも国会の状況次第ということになります。
 もう一点は、「サイエンス20(S20)」の開催について、明日3月6日、日本学術会議において、G20サミットに対して共同で科学的な提言を行うことを目的とする「サイエンス20」が開催される予定です。今年は日本学術会議を議長アカデミーとして「海洋プラスチックごみ」をテーマに議論が行われ、その対処を中心とする共同声明が採択される予定です。科学的な側面から活発な議論が行われることを期待しております。
 私からは以上です。
 

2.質疑応答

(問)宇宙政策ですが、先日、アメリカのスペースX、ISSとのドッキング、無事成功させましたけど、受け止めの方をお願いいたします。
(答)非常によかったなというふうに思います。現在、ISSへの宇宙飛行の輸送はロシアのソユーズ宇宙船のみでしたが、今回の成功によって米国がISSへの新たな輸送手段を確保しようとしていること、及び今回の宇宙船が民間企業の主導により開発されたという点で非常に意義があるというふうに思います。無人試験機は今週金曜日に地球に帰還すると聞いておりますが、一連の試験が成功して、有人の飛行が行われるということを期待しています。

(以上)