平井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成31年2月22日

(平成31年2月22日(金) 8:42~8:47  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 まずは、宇宙政策担当大臣として、「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」への初のタッチダウンに挑戦ということで、皆さんの方がもう既にテレビで報道されていますが、タッチダウンによるサンプル採取は、非常に難しい挑戦となることが想定されていましたが、タッチダウンして上昇に転じたとの報告を受けています。詳細はJAXAが11時から会見するということですが、データが送られてきたというような我々にとっても一安心です。
 「はやぶさ2」のミッションは、世界に先駆けて有機物を含む小惑星からのサンプルリターンを行うことで、これにより太陽系の進化過程や生命の起源の探求を目指しています。
 特にこのようなチャレンジは、我々、特に青少年に夢を与えるとともに、人類の活動領域の拡大につながるものです。皆様も「はやぶさ2」の挑戦を応援いただければと思います。
 もう一つは、科学技術担当大臣として、本日午後、東京ビッグサイトで開催される「Slush Tokyo 2019」を訪問・視察、参加学生との意見交換もする予定です。
 「Slush Tokyo 2019」は、フィンランド発祥の世界最大級のスタートアップイベント「Slush」を東京で開催するもので、スタートアップやテクノロジーに関するワークショップや講演、マッチング、ピッチ等を行うイベントです。5回目の開催となる今回は、「Call for Action」をテーマとして、議論にとどまらず、実際に新しいビジネス等に向けた活動を行う場として開催されます。
 このような大規模なスタートアップイベントは、世界に伍するスタートアップエコシステムを日本で形成していく上で非常に重要な役割を担う、と考えていますが、海外ではフィンランドの「Slush」、アメリカの「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」など世界的な注目を集めるイベントがあります。視察を通じて、日本の取組の現状を直接確認して、今後の展開を確認する機会にしたいと考えています。
 非常に楽しいイベントなので、皆さんも時間があれば取材していただければと思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)「はやぶさ2」のリュウグウタッチダウンの後、上昇に転じたということですが、これもJAXAから情報が入ってきていますか。
(答)はい、そうです。上昇に転じたということで、データが送られてきたということで、本当のサンプルが採れているかどうかは帰ってくるまで本当の詳細は分からないんですが、まず予定通りの浮上する順番まで想定したとおりの動きをしているということで一安心ということだと思います。11時からのJAXAの正式発表までお待ちいただければと。我々、これ、慎重に言葉を選びながらお話しさせていただいているのは、喜びは後からということで確認してからということです。
(問)感想は以上ですか。
(答)まだ、ぬか喜びになっちゃ困るので、もう少し時間を下さい。

(以上)