平井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成31年2月5日

(平成31年2月5日(火) 8:34~8:38  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 おはようございます。
 まず私の方から科学技術政策担当大臣として報告します。
 昨日2月4日、安倍総理とドイツ・メルケル首相との間で日独首脳会談が行われました。会談では、ドイツの「Industry4.0」と我が国の「Society5.0」の協力による、豊かな未来社会の創造等について意見交換がなされ、自動運転やAI分野での共同研究の強化が確認されました。このうち、自動運転分野での連携については、2017年1月にドイツ連邦教育研究大臣との間で署名された共同声明に基づき、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の下で実施した実証実験にドイツ自動車メーカー等の参加も得るなどして取り組んでまいりました。
 今般の日独首脳会談の結果を受けて、内閣府とドイツ連邦教育研究省が共同で設置したステアリング委員会における両国専門家による技術的議論を踏まえ、「ヒューマンファクター」、「社会経済インパクト評価」の分野において共同研究を開始することとし、共同でプレスリリースをしたところであります。今回の成果を踏まえて、科学技術・イノベーション分野における日独をはじめとした二国間、更には多国間を含む国際連携についても、今後推進していきたいと思います。
 そして、もう一つも科学技術政策担当大臣としてですが、「第1回日本オープンイノベーション大賞」について、内閣総理大臣賞をはじめとする各賞を決定しました。本表彰は、産学連携、大企業とベンチャー企業の連携、自治体と企業の連携等、組織の壁を越えて新しい取組に挑戦する模範的な取組を称えることを目的にしています。今回の受賞案件に関しては、お手元に資料を配付しているところでございます。
 私からは、以上です。

2.質疑応答

(問)先程の日独の自動運転について、二国間、取組が強まるということで、大臣として特に期待される点とかありましたら改めて教えてください。
(答)ドイツも技術の国ですし、日本同様の技術に対する考え方もありますし、ですから日独ならではの観点ということで、先程二つの分野を決めさせていただきましたが、これから我々、また今後閣僚級との会談等も積み重なっていくと思いますし、自動運転というのが社会にどのような影響を及ぼして、そこにどのようなビジネスモデルがあるかみたいな話は非常に重要なところですけど、割とそこはあまり議論されていないところでもあるので、そこは日独でやるべきだろうというふうに思います。

(以上)