平井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年12月4日

(平成30年12月4日(火) 9:23~9:29  於:中央合同庁舎第8号館1階S101記者会見室)

1.発言要旨


 今日は午前と午後2回ピッチやります。午前中はヤフーの安宅さんに来ていただいて、午後はアクセンチュアのイノベーション・ハブ・東京というのがあるんです。これ相当格好いい施設なんですけど、そこに海外のスタートアップで日本へ進出している皆さんのピッチを受けます。海外の方のピッチを受けるのは今回が初めてということになります。
 それと昨日の楽天の三木谷さんのピッチは、非常に勉強になりました。光免疫療法というがんの治療法なんですけど、今、臨床をやっていますが、相当やっぱりインパクトのある結果が出ているというふうに思いますし、新しい治療法としてできるだけ早く確立すれば助かる方が増えるし、費用的にも全然目指している価格帯が非常に低いので、国としても応援したいなと個人的には思いました。
 それともう一つは、携帯事業に参入するというようなことで、基本的なインフラ投資の考え方も聞きましたが、それも私の想定していたものと全く違って、全く新しい考え、ソフトウエアを中心に考えた投資というような形で、非常に野心的な取組だというふうに思いました。
 ここにきてピッチのペースを上げていますが、いろいろ次の時代のシーズがあるということは本当に日々感じていることでございます。
 私からは以上ですかね。

2.質疑応答

(問)今日は地域イノベーションについてお聞きしたいんですけれども、片山大臣のところでスーパーシティ構想の検討も進んでいるかと思うんですけど、あれはAIとかIoT、ロボティクスなんかも使ったやつです。大臣のちょうど所管のITとか、あるいは科学技術政策と結びつくかと思うんですけれども、あちらとの連携によって地域イノベーション、どのように進めていくのかについて教えてください。
(答)基本的には規制緩和とか新しい法律が要るケースもあるんだと思うんですが、そういうことに関しては片山大臣の方で環境を整えていただき、具体的な中身に関しては、我々が今まで積み上げてきたもの、一番中心になるのはSociety 5.0の実装だと思うんですよね。ここをどこで進めていくかという議論をする中で、何ができるかという面に関しては、こちらでまた御提案をさせていただいて連携しようというふうに考えています。
(問)官民ファンドの産業革新投資機構について伺いますが、報道されているとおり、非常に高額報酬をめぐって今、経産省と非常にもめているんですが、この産業革新機構ってベンチャー企業にも非常にたくさんの投資をしている国内最大の官民ファンドということで、今、こうした高額報酬でもめているということは、どういうふうな影響があるとお感じなのか御所感をお願いします。
(答)ちょっと私、所管ではないし、その内容に関して余りよく知らないので、ちょっと勉強させていただきたいんだと思うんですが、新しいことを進めるときに今、これは全ての分野ですけれども、報酬とやっぱりその人の能力というものをどう見るかというのは、大きなテーマになっていると思います。ただ、そのファンドに関しては具体的な中身の話、全然私、今知りませんので、ちょっと答えようがないんですが、時代の大きな変わり目で、これはサイバーセキュリティの分野にしてもそうですし、新しい科学技術の分野もそうだと思いますし、ITの投資の分野もそうだと思うんですが、要するに一定以上の能力のある方々をどのような報酬で政府若しくはそういうところに迎えるかというのは、全体として大きなテーマだと思っています。
(問)一般的に言って、こういったファンドのトップの人がすごく高い報酬をもらうということについて、どうお考えでしょうか。
(答)全く私、その報酬に関して今、情報を持っていないので、ちょっとまた勉強しておきます。

(以上)