平井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年10月30日

(平成30年10月30日(火) 9:42~9:47  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 私からは、まず26日、27日にかけて香川県、徳島県に出張いたしました。
 香川県では、香川県の新規産業創出支援センター、これはネクスト香川というんですが、そこでスタートアップ企業の3社から、今、私の大臣室でやっているPitch(ピッチ)の地方版をやらせていただきました。そして、香川大学の筧学長を始め大学関係者、学生と懇談会を実施しました。
 その後、徳島大学では、野地学長と経営陣から、大学における産学官連携やスタートアップ支援の取組について意見交換をしました。徳島大学がゲノム編集の技術が相当進んでいるということに、我々大変意を強くしたところでございます。
 その後、徳島県立産業交流センターで開催された、全国高等専門学校プログラミングコンテストを視察して、高専の学生の皆さんのプレゼンテーションを幾つか見させていただきました。
 高専の生徒のプレゼンのレベルがもう相当に高いので、これは本当にある意味では頼もしく思うと同時に、高専にもっと光を当てたいなと、こういうふうにも思いました。
 もう一つは、これは文部科学大臣、環境大臣の方からもあると思いますが、H-IIAロケット40号機と温室効果ガス観測技術衛星2号機「いぶき2号」及びUAEの「観測衛星ハリーファサット」の打ち上げが成功したと、これも私、昨日、本会議中ではございますが、成功したということを後で聞きまして、非常にうれしく思いました。
 今後ともコストを下げて、商用ロケット等々にももっと積極的に取り組んでいきたい、そのように思います。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)(TBS 吉永)昨日のロケット打ち上げに続き、11月には「みちびき」のサービス開始、あと宇宙活動法の全面施行も控えていると続きますが、今後に向けた期待感をお願いします。
(答)正に11月は宇宙に本当にスポットが当たる月になるなというふうに思います。特に「みちびき」、11月1日よりサービスインしますが、このイベントは、多くの方々にちゃんと注目してもらうために必要だと思っておりまして、この宇宙というのが今とかく社会と離れた存在、憧れみたいなものはあったと思いますが、これからは社会がどれだけこの宇宙開発によって良くなっていくかというようなことを実感してもらいたい。そういう意味で、みちびきの世界最先端のセンチメートル級の高精度測位信号というのは、これは世の中を変える可能性があるということで、自動走行、農業、物流、防災、いろいろな使い方を、これからまた提案もいただきながら利用拡大を進めていきたいと思います。2023年度を目途に、7機体制に向けて着実に取り組んでいきたいというふうに思います。
 また、先程お話にあった宇宙活動法が15日に完全施行になります。これでいろいろなベンチャー等々もその事業に取り組みやすくなると思いますので、正に宇宙と実社会をつないでいくという意味で、いろいろな活動が前に進められるというのは非常に良いことだと思っています。
(問)(NHK 柳生)1点だけ、すみません。海賊版サイトの件ですけど、先程も委員会の議論がありました。結論はなかなかまとまっていないようですが、大臣としての今の対策の在り方、お考えがありましたら。
(答)まだ座長報告を受けておりませんが、今日朝会議があったということで、それまで議論をされて、海賊版対策として取り組まなきゃいけないことが幾つか確認されたということで、法制化で一部分まだ引き続き検討というような話になるのかもしれませんが、すぐやれることをすぐやると、それが一番重要なことで、やっぱり海賊版というのは取り締まっていかなければならないと考えています。

(以上)