宮腰内閣府特命担当大臣記者会見要旨 令和元年7月16日

(令和元年7月16日(火) 10:10~10:14  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 冒頭発言なし

2.質疑応答

(問)先週のことなんですが、沖縄県の与那原町議会で、町議会の臨時会で、県内初の「与那原町琉球泡盛で乾杯を推進する条例」を全会一致で可決し、即日施行されました。県内で消費が落ち込んでいる泡盛の消費拡大に寄与するものと思われまして、大臣も条例制定を呼びかけてきた経緯もあろうかと思いますが、改めて大臣としての所感をお願いします。
(答)先週9日、与那原町議会におきまして、泡盛の文化継承と普及の促進等を目的とする「与那原町琉球泡盛で乾杯を推進する条例」が全会一致で可決されたわけであります。地酒や牛乳などでの乾杯を定める条例は全国に150近く存在しておりますが、泡盛での乾杯を定めた条例は沖縄県内でも、あるいは当然全国でも初めてであると承知いたしております。
 私は、泡盛は沖縄県のシンボルの一つであると考えておりまして、このような取組が沖縄県内における泡盛の魅力の再発見、あるいは県内消費の拡大につながっていくことを期待いたしております。
 今回の与那原町議会の泡盛で乾杯条例については、琉球泡盛が約600年の歴史を有していること、さらには、戦後琉球泡盛の酒造場が数百場あった時代もありましたけれども、現在47にまで減少してきているということなどを踏まえて、この琉球の泡盛文化の継承と、そして地域産業の振興という観点から制定されたということでありまして、私としては、先の「琉球泡盛海外輸出プロジェクト」で私の方からも富川副知事に対して、是非泡盛で乾杯条例を県で行っていただきたいと、県条例として制定していただきたいという要請を申し上げたこともありますので、是非この県条例についても早期に制定していただくことを期待いたしております。
 政府といたしましても、引き続き「琉球泡盛海外輸出プロジェクト」、あるいは「琉球泡盛テロワールプロジェクト」などを通じまして、琉球泡盛の振興に向けた地元や業界の取組をしっかりと引き続き支援してまいりたいと考えております。
(問)沖縄で米軍関係者による組織的な白タク行為が行われている疑いが出ています。タクシーや運転代行の営業に影響を与えている可能性がありますが、実態をどのように把握されていますでしょうか。それと対応をお願いします。
(答)先週の7月の11日及び12日の地元紙による報道におきまして、沖縄県内でYナンバー車両を使ったいわゆる白タク行為が横行しているとの報道があったことは承知いたしております。
 本件につきましては、現在、沖縄総合事務局におきまして事実関係の確認に向けた対応を行っているところでありまして、その結果を踏まえ、タクシー事業を所管する国土交通省等と連携をしながら適切に対応してまいりたいと考えております。
 今後の対応でありますが、まずは今ほど申し上げた沖縄総合事務局において事実関係をしっかりと確認するということが重要であると考えております。

(以上)