宮腰内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成31年4月2日

(平成31年4月2日(火) 9:15~9:22  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 今日は私の方から1点、御報告があります。
 子供の貧困対策担当として報告いたします。
 株式会社すかいらーくホールディングスの御協力により、4月1日よりすかいらーくグループの全国約3,000店舗のレジ店頭に、子供の未来応援基金への寄附につながる募金箱を設置いただけることとなりました。
 これまでに募金箱の設置に御協力いただいている中でも、今回のすかいらーくの取組は最大規模となっております。
 また、現在、イトーヨーカドーやデニーズでも全店舗で5月末まで募金箱を設置いただいております。
子供の未来応援国民運動が始まってから3年以上が経過し、こうして多くの皆様に参画いただいていることに改めて感謝を申し上げます。 今後とも国民運動のすそ野を更に広げていきたいと思います。 

2.質疑応答

(問)昨日、新しい元号の「令和」が決定、発表されたんですけれども、万葉集から引用した元号ということで、大臣、どのように受け止めていらっしゃいますでしょうか。
(答)新しい元号につきましては、総理及び官房長官の記者会見のとおりでありまして、特にコメントは差し控えたいと思います。
 その上で、総理から「総理大臣談話」として御発表になりましたように、今回、万葉集から引用されたものであります。万葉集は日本最古の歌集であると共に、天皇や皇族、貴族だけではなくて防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌がおさめられている国書であるということであります。悠久の歴史と香り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の世代へ引き継いでいくと。一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いがこもっている「令和」という新元号ではないかと思っております。
 この新しい元号が広く国民に受け入れられ、日本人の生活の中に深く根ざしていくことを私も心から願っております
(問)関連してなんですけれども、5月1日、新元号の施行ですけれども、それに向けて大臣としてどのような姿勢で担務に取り組んでいかれる決意でしょうか。
(答)なかなか難しい御質問でありますよね。既に国民の皆様に、この「令和」という新元号が既に伝わっていると思います。報道によれば、いろんなところで、どう申しますか、今の国民の皆様方の新しい時代に期待する、そういう思いと合致しているということでありますので、この5月1日には国民全員で新元号と申しますか、新たな天皇の御即位に対して祝意を表するということが必要なのではないかと思っております。
 政府はもちろんでありますけれども、地方自治体あるいはいろいろな公的機関などで国旗を掲揚され、そして新天皇の御即位、あるいは新元号のスタート、これを国民みんなでお祝いをするということにしていかなければいけないと考えております。
(問)沖縄本部港の国際クルーズ拠点計画に関して伺います。
 CIQ設置などの調整が遅れて、国の本年度補助額が県の想定より下回ったことから、岸壁の2019年度末完成が難しくなったとの見方が出ています。運用開始遅れによる沖縄振興や北部振興への影響や御所見をお願いします。
(答)本部港国際クルーズ拠点整備事業は、官民連携事業として事業進捗を図ってまいりましたけれども、民間が整備することになっておりますターミナルビルの整備に関して沖縄県と民間事業者との協議が整っておらず、着工のめども立っていないという状況であると承知をいたしております。
 このような状況の中でクルーズバースのみを整備しても、計画どおりのクルーズ船の寄港は期待できないことから、2019年度予算については国土交通省とも協議の上、現在進めている工事が継続できる範囲の予算のみ計上することといたしました。
 本事業は北部地域振興における重要プロジェクトでありまして、北部地域の振興は県土の均衡ある発展を図る上で重要な課題であると認識をいたしております。
 内閣府といたしましては、本部港が官民連携による国際クルーズ拠点として供用開始できるよう、沖縄県と民間事業者との間で協議が整い、事業進捗が図られることが重要と考えておりまして、国土交通省とも連携し、必要な支援を行ってまいります。
 なお、私、国家公務員制度の担当大臣も務めておりますが、例年の定員の見直しに当たりまして、特にCIQの体制については必要な人員の確保、これは毎年きちっと確保してきているということを申し上げておきたいと思っております。新たなといいますか、国際クルーズ船が寄港するといったようなときにCIQの体制が問題になって、開港できないといったようなことを過去これまでもなかったということも申し上げておきたいと思います。

(以上)