宮腰内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成31年2月15日

(平成31年2月15日(金) 8:45~8:50  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨

 
 領土問題を担当する大臣として御報告いたします。
 2月22日金曜日に、島根県松江市におきまして、島根県等が主催する「竹島の日」記念式典に、諸般の事情が許せば、政府から領土問題担当の安藤裕内閣府大臣政務官が出席することになりましたので、お知らせいたします。

2.質疑応答

(問)今ほど発表ありました安藤政務官の「竹島の日」式典への派遣ですけれども、改めて政府としての狙い、お聞かせいただけますでしょうか。
(答)竹島は、何度も申し上げておりますとおり、歴史的事実に照らしても、国際法上も、明らかに我が国固有の領土であります。
 領土問題担当大臣としては、国内外において、我が国の立場についての正確な理解が浸透するよう、外交政策等との整合性を確保しつつ、内外発信の強化に努めてまいります。
 竹島に関しましては、現在、領土・主権展示館において、島根県の協力の下、「竹島とニホンアシカのパネル展示」を開催しています。是非多くの皆様にお越しいただき、竹島の歴史について理解を深めていただければと思っております。
 今ほど申し上げましたけれども、引き続き竹島につきまして、歴史的事実に照らしても、国際法上も、明らかに我が国固有の領土であるということを内外にしっかりと発信してまいりたいと考えております。
(問)宮腰大臣、昨日、泡盛マイスター協会の方との面談をされたと思いますが、やり取りを教えてください。
 関連して、泡盛マイスター認証制度について、上級資格をつくるということを大臣から提案されたという話もあったんですが、事実関係を教えてください。
(答)琉球泡盛海外輸出プロジェクトにおきまして、泡盛マイスター協会の皆様方に大変な御協力をいただいていることに、まず深く感謝を申し上げたいと考えております。
 昨日、新垣会長を始め、一般社団法人泡盛マイスター協会の方々が大臣室にお出でになりまして、沖縄県が定めた基準に基づき、同協会が認証している「泡盛マイスター」の国家資格への移行を求める御要請をいただきました。
 私からは、現在、ソムリエなどの酒に関する同様の資格で、国家資格となっているものはなく、課題もあると承知しておりますが、泡盛の振興、ひいては沖縄の振興という観点からどのような対応ができるのか検討させていただきたいとお答えをしたところであります。
 今後、「泡盛マイスター」の制度を運用している沖縄県ともよく相談しながら、検討していきたいと考えておりますが、現時点で具体的な方向を決めているわけではありません。これから幅広に検討してまいりたいと考えております。
(問)竹島の日のことに戻ってしまうんですけれども、今、日韓関係が非常に厳しいことになっていると思うんですけれども、こうした中での竹島の日ということで、ちょっと重複するところもあるかもしれませんが、政務官を派遣することでどういったメッセージを韓国側に伝えていくということでしょうか。よろしくお願いします。
(答)今回、政府内で諸般の情勢を踏まえて検討した結果、安藤政務官が出席するということになったものであります。
 今回の判断、総合的な判断ということで、飽くまでも我が国独自の判断ということでありまして、今後とも諸般の情勢を踏まえて、適切に対応してまいりたいと考えております。
(問)先ほどの泡盛マイスターの資格の件なんですけれども、その検討というのは県だったり、協会のような民間の方がやることではなくて、政府が主導的にやるというお話なんでしょうか。
(答)他の例えば調理師資格などは国家資格ということになっております。
 その他、例えば通訳案内士の資格、これは通訳案内士法で定められている資格でありますけれども、沖縄振興特措法で、インバウンドがどんどん増えてきているという状況をにらみながら、特例的な資格をつくったわけでありますが、その後の状況に応じて本体の通訳案内士の法律の方で沖縄の特例に合わせた資格を創設したというような経過などもあります。
 そういうことなども踏まえて、国家資格という御要請をいただいたわけでありますけれども、今後、沖縄県とも相談をしながら、幅広に検討してまいりたいと考えております。

(以上)