宮腰内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成31年2月5日

(平成31年2月5日(火) 8:33~8:38  於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨


 今日は2点、私の方から御報告があります。
 まず、北方対策担当大臣として御報告をいたします。本日の閣議におきまして、明後日2月7日の「北方領土の日」に当たりまして、北方対策担当大臣として発言をさせていただきました。
 2月7日当日、北方領土の早期返還を求める日本国民の固い決意を内外に表明するため、「北方領土返還要求全国大会」が国立劇場大劇場で開催されます。また、この日を中心として全国各地で様々な行事が開催されます。
 北方領土問題の一日も早い解決に向け、国民世論の一層の高揚を図りつつ、粘り強く、裾野の広い返還要求運動を推進していきたいと考えております。
 詳細につきましては、内閣府北方対策本部にお問合せください。
 2点目でございますが、1日に持ち回りで開催いたしました行政改革推進会議について御報告をいたします。
 行政事業レビューは、事業の効果的、効率的な実施を通じ、質の高い行政を実現することを目的としておりますが、昨年11月に行われた「秋のレビュー」の結果として、平成31年度概算要求額から600億円程度減額するとともに、介護予防に向けた地域での取組を促すといった介護における将来の歳出抑制効果が期待される指摘を取りまとめているほか、国立大学法人運営費交付金において、700億円分の配分について、メリハリ付けを実施するなど、効果的な見直しが実施されました。
 また、基金につきましても、「秋のレビュー」の指摘に沿った見直しが行われ、平成30年度及び31年度分として、総額1,100億円程度の国庫返納額を確保いたしました。
 詳細につきましては行政改革推進本部事務局にお問合せください。

2.質疑応答

(問)先週末、沖縄の北大東と南大東を視察されましたけれども、離島の第一次産業の様子など如何でしたでしょうか。
(答)今回、就任5回目となる沖縄訪問でありますが、北大東島及び南大東島を訪れました。南大東島漁港の北大東地区の開港式に出席したほか、さとうきび圃場や水利施設、製糖工場、植物コンテナ工場など、地場産業の現場等を視察いたしました。
 私にとりましては、この南北大東島の訪問は15回目ということになります。島の主だった皆様方の顔と名前が一致する関係ということでありまして、今回、長年の懸案であった避難漁港が北大東にもできると。この事業の採択のときから関わってきた者の一人として、大変感慨深いものがありました。
 周辺を海に囲まれている沖縄、特に離島において、漁港の整備というのは必要欠くべからざるものであります。この漁港の完成をきっかけとして、南北大東島における安定的な漁業がこれからしっかりと進展していくことを期待したいと思っております。
 また、沖縄本島からはるか400キロ近く離れた地域でしっかりと農業生産が行われている。これが生活の基盤になっている。こういうところをしっかりと後押しをしていきたいと、改めて痛感した次第です。

(以上)