宮腰内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年12月11日

(平成30年12月11日(火) 11:05~11:14  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.発言要旨


 今日は私の方から1点、御報告があります。
 少子化対策を担当する大臣として報告いたします。幼児教育の無償化の費用負担割合や財政措置について、12月3日の「教育の無償化に関する国と地方の協議」において御提案した内容で、地方三団体から、昨日、御了解いただきました。地方自治体の関係者の皆様に対し、御理解いただきましたことに改めて感謝を申し上げるとともに、引き続きの御協力をお願いしたいと思います。政府としては今後、御了解いただいた方針で予算編成を進めてまいります。
 また、認可外保育施設の質の確保・向上を始めとする様々な課題については、地方自治体とのハイレベルによる協議の場を、新たに設置し、引き続き、協議を行ってまいります。
 来年10月からの円滑な実施に向け、引き続き、国と地方でよく連携しながら進めてまいります。

2.質疑応答

(問)幼児教育無償化を巡って昨日、市長会の方が政府の提案を了解するということで聞いておるんですけれども、今後、分担のお話ではなくて、質の確保というところで議論が深まっていくところだと思うんですけれども、ハイレベルの協議含めて宮腰大臣、どのように今後、質の確保ということで協議を進められていきますでしょうか。
(答)地方自治体とのハイレベルによる協議の場について、これまで地方団体の方から提示されました論点、課題を進めるために、できる限り早く開催しようと思っておりますが、その時期については、まだ日程の調整を行っている最中でありますが、できる限り早い時期から協議ができますように、準備をしっかりと進めてまいりたいと考えております。
(問)昨日、臨時国会が閉幕したと思うんですけれども、所掌が多岐にわたって様々な委員会に大臣、答弁に立たれてたと思いますが、大臣として初めての国会終えられて、御所感をお願いいたします。
(答)今回、政府としては、法案を絞って13本新たな法案を提出して、その全てが成立したということで、本当によかったと思っております。私の方では、そのうち4本担当させていただきました。
 国家公務員の給与関係2法案については、やはりボーナスの時期までにはしっかりと間に合わせるということが大事でありまして、まずこれを1本目、2本目と。
 それから、海洋風力を含む再生可能エネルギーの法案につきましては、舞台を国土交通委員会に移させていただいて、これまで現に取組が進んでいる中で枠組みがなかったと、法的な枠組みをしっかりさせるということが、これからの再生可能エネルギーの活用に向けて大事であると御理解いただき、全会一致で了承いただいた。
 もう一本の食品表示法の改正案でありますが、これは、先の通常国会において国会の附帯決議において、食品衛生法による自主回収制度とあわせて食品表示法による自主回収制度も求められて、国会の方からも求められていたということもあって、臨時国会で全会一致でお認めいただいたということでありまして、一定の結果を出せたのではないかなと思っております。
 これから予算(編成)があり、それから来年の通常国会に向けてのいろいろな形の課題の検討があるということでありますので、引き続き気を引き締めて取り組んでまいりたいと考えております。
(問)先日、領土・主権展示館の関係で要望を受けられたと思うんですが、その要望に対してどのようにお考えか伺えますでしょうか。
(答)自民党領土に関する特別委員会の方から御要請を頂きました。特に領土・主権展示館、平成32年(2020年)の3月いっぱいまでに移転をしなければいけないということも決まっておりまして、その時期までに更に充実した展示館をつくっていくと、整備をしていくという意味で、特別委員会の皆様方、新藤委員長を始めとする皆様方と私どもの思いは一致していると思っておりまして、是非、この特別委員会の先生方のお力もお借りしながら、立派な領土・主権展示館を整備していきたいと思っております。
(問)今の関係で、移転先に関して先生方も非常に課題、問題意識を持っておられますが、それについてはどのように進められる予定でしょうか。
(答)国会の議論の中でも、例えば国会に近いところで国会見学に合わせて領土・主権展示館を見ていただく、あるいは、今の100平米の展示スペースでは極めて狭いのではないかといったような御指摘を頂いておりまして、そういう問題にしっかりと応えられるような形の領土・主権展示館にしていきたいと考えております。
(問)沖縄県の玉城知事が今週東京にいらっしゃるようで、総理との面会を求められておりますけれども、大臣として何か面会の御予定とかはございますでしょうか。
(答)特に玉城知事と面会する予定は現時点ではありません。
(問)関連してなんですけど、知事は、辺野古をめぐり政府と対立されておって、一方で振興予算については概算要求の満額回答なんていうのを求められてますけれども、改めて振興予算についての大臣の姿勢を伺えればと思います。
(答)今、概算要求をしておりまして、いよいよ詰めの段階であります。一つ一つこれを役所の方で精査をして、財務省と折衝に当たっているということでありますが、とにかく沖縄振興をしっかりと前に進めていくという姿勢で、これからも頑張っていきたいと考えております。

(以上)