宮腰内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年11月16日

(平成30年11月16日(金) 8:42~8:46  於:官邸3階エントランスホール)

1.質疑応答

(問)外遊中の安倍総理が日露首脳会談に臨みまして、プーチン大統領と、日ソ共同宣言を基礎に平和交渉を進めるということで合意しまして、今後、二島先行返還というところでの見方が広まっていますけれども、担当大臣として、今後の日露交渉についてどのようにお考えでしょうか。
(答)一昨日、シンガポールにおきまして日露首脳会談が行われました。会談後、総理から記者団に対しまして、安倍総理とプーチン大統領との間の信頼の積み重ねの上に、領土問題を解決して平和条約を締結する、この戦後70年以上残されてきた課題を次の世代に先送りすることなく、私とプーチン大統領との手で必ずや終止符を打つという、その強い意思を大統領と完全に共有した。そして、今程もお話があったとおり、1956年日ソ共同宣言を基礎として平和条約交渉を加速させる、そのことでプーチン大統領と合意をした、という総理からの発表があったと承知しております。
 政府は、北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針の下、粘り強く外交交渉に取り組んでおりまして、私も担当大臣として、引き続き、その外交交渉をしっかりと後押ししていきたいと考えております。
(問)昨晩、プーチン大統領が会見で、主権の問題は2島の歯舞、色丹に関連して、もう主権の問題は別だというような趣旨のことをおっしゃられて、今後もかなり厳しい交渉が見込まれると思いますけれども、大臣のお考えをお聞かせください。
(答)交渉についてはこれからということでありますので、その中身について私の方から触れることはありませんが、私としては、度重なる国会決議、平成21年の改正北特法(北方領土問題等の解決の促進のための特別措置に関する法律)を踏まえて、引き続き外交交渉を後押しをしてまいりたいと考えております。

2.資産公開に関する質疑応答

(問)本日、資産公開ですけれども、大臣の資産についてどういう御感想をお持ちか、率直に御感想をお願いいたします。
(答)本日、大臣就任に伴いまして、「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」に基づく資産公開を行ったところであります。国務大臣等の資産公開の目的は、行政の責任者となる国務大臣等が自らの資産を国民に公表することにより、在任中の清廉さ、公正さを保ち、政治と行政に対する国民の信頼を確保しようとするものであります。
 今後とも、本規範に基づきまして、適切に対応してまいりたいと考えております。
(問)大臣の自身の資産、土地とか住宅があると思うんですけれども、御自身の資産について例えば多いとか少ないとか、御感想がもしあればお願いしたいんですけれども。
(答)通常ではないかなと思います。
(問)普通ぐらい。
(答)はい。

(以上)