山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 令和元年9月10日

(令和元年9月10日(火) 10:47~10:54  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 私の方から御報告ですけれども、台風被害の状況、これを今聞いておりましたので、かなり遅れました。
 その台風15号の被害状況でございますけれども、台風15号に関しましては、9日明け方に強い勢力を保ったまま関東地方に上陸をいたしまして、千葉市で観測史上1位の最大風速を記録するなど、各地で暴風や大雨による被害をもたらしたところでございます。
 これまでに、災害との関係を調査中でございます死者が1名、重傷3名などの人的被害のほかに、全壊1棟や多数の一部破損、床上浸水等の家屋の被害が発生してるとの報告を受けているところでございます。被災されたすべての方々にお見舞いを申し上げたいと思います。
 政府一丸となって被害状況の把握に努めているところでございますけれども、引き続き、台風による鉄道の運休や、高速道路や県管理の国道の一部区間の通行止めなど、交通機能への影響も出ているところでございます。
 特に千葉県を中心とした停電についてでございますけれども、これは東京電力によりますと、千葉県の一部地域及び東京都島しょ部の一部を除いては、本日中に復旧予定とのことでございます。
 また、主に停電を原因とした断水も発生をしているところでございますが、各水道事業者において復旧に取り組むとともに、応急給水等を実施中でございます。
 いずれにいたしましても、引き続き精力的に被害状況等の情報収集等を行ってまいりたいと思っております。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問)内閣改造についてですけれども、明日、安倍総理が内閣改造を行う予定としていて、大臣がどうなるのかちょっと分かりませんけれども、この1年間を振り返って、御自身の仕事ぶりであったり、取組について御所感をお願いいたします。
(答)明日、内閣改造が行われるということにつきましては聞き及んでおります。しかし、細かいこと聞いておりませんので、今ここでそういう質問されて、この1年間を振り返るというのはちょっと早いんではないかと私自身は思っております。それに対しての答えを明日、改めて記者会見をやりますから、その時にお答えしたいと思っております。
 ただ、この1年間、やはり防災関係においては、昨年と同様に様々な災害が発生いたしました。それに対しての対応に追われるということもございましたし、それを防ぐために、いわゆる防災・減災のために、どういうことをやっていくかということについての具体的な動きもスタートいたしているというような状況の中で、国民の皆様方に防災意識というのは非常に高まってきたということは大変嬉しく思っておりますし、それをベースにして、命を守るという観点から、我々が何をしたら良いかということについて、しっかりとこれからも対応していかなければならないと思っておりますが、詳細につきましては明日申し上げます。
 警察の方も明日ということで、御理解いただければ有り難いと思います。
(問)8月の佐賀県を襲った豪雨被害についてなんですけれども、油への被害に対する特例的対応というのを、これまで会見でもちょっとおっしゃっていたと思うんですが、その検討状況を教えてください。
(答)今現在検討してる最中でありまして、検討状況をここで申し上げるような、まだ状況には至っておりません。
 ただ、昨日、内閣府の先遣隊の皆さん方、2週間ぐらい、小平審議官中心に行っておりまして、彼らが帰ってまいりまして、そのときにいろいろと報告を頂きましたが、ほどほど油の被害、油の吸着マットでずっと処理をしてきたわけでありますけども、ほとんどそれについては終わったというような報告を受けました。
 ただ、油の被害ということでありますから、それは通常の被害とはまた違ったことでありますので、それについての丁寧な対応をしていかなければならないというふうに思っておりまして、そのことについてはまた改めて御報告できるんではないかというふうに思っています。
(問)関連なんですけれども、県などが12日までに、その油の被害に関する基準を国に示してほしいというふうに求めてると思うんですけれども、その罹災証明に関する部分で。その辺り基準を示す見通しだったり、どのようにお考えになっているのか教えてください。
(答)今、その基準を示してもらいたいという話は、まだ私のところには上がってきていないので、予見をもってお話しすることはできませんけれども、いずれにしても、この油による被害というのは特殊な被害でありますから、それに対しての対応策は考えていきたいというところでおさめていただければというふうに思います。

(以上)