山本内閣府特命担当大臣繰上げ閣議後記者会見要旨 令和元年8月15日

(令和元年8月15日(木) 10:11~10:15  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 まず冒頭、私の方から御報告をいたします。
 台風第10号に関する対応でございます。台風第10号に関しましては、現在、四国地方を中心に西日本から東日本の広い範囲で大雨、強風となっており、負傷者が確認をされているところでございます。
 被災された全ての方々にお見舞いを申し上げたいと思います。
 8月9日とそれから13日、関係省庁災害警戒会議を開催をいたしました。また、昨日は「台風第10号に関する関係閣僚会議」が開催をされました。私からも関係閣僚に対しまして、最大限の警戒をもって、引き続き、台風への対応にあたっていただくよう、お願いを申し上げたところでございます。
 現在、台風により、新幹線の計画運休のほか、多数の鉄道の運休や航空機の欠航等がございます。また、高速道路の一部区間や県管理の国道の通行止めなど、交通機関への影響が出ているところでもございます。
 台風は本日15日1日をかけて、日本海に抜ける見込みでございます。中国・四国地方に限らず、近畿や九州、さらには東海、関東に至るまで本日も広い範囲で多くの影響が出るおそれがございます。既に多くの市町村において避難勧告等が発令されているところでもございます。
 国民の皆様におかれましても、最新の気象情報や地元自治体からの情報に十分注意を払い、油断することなく、命を守る行動をとっていただくよう、お願いを申し上げたいと思います。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問)常磐道等で、悪質なあおり運転行為が相次いで発生していて、警察が捜査中という報道があります。被疑者は道路の真ん中に車を無理やり駐車させていて、一昨年に発生した東名高速のあおり運転と同様の重大な被害が発生する危険性が極めて高く、視聴者からの不安の声が届いている状況です。この種の悪質なあおり運転に対して警察はどう対処していくのか、大臣のお考えをお願いします。
(答)この案件の報道、私もテレビで見せていただきましたけれども、言語道断であると思っております。ただし、お尋ねの事案については、関係警察において現在捜査を行っていると承知をいたしております。状況については、その捜査の状況を見定めてということになろうかと思います。
 悪質な、そして危険なあおり運転につきましては、様々な手段を講じて抑止していかなければならないと認識をしております。昨年1月に取組の強化を求める通達を出した結果、昨年中は、その前年の1.8倍以上となる約1万3,000件の車間距離保持義務違反を取り締まったところでございます。
 本年上半期の取締件数も、既に6,800件にのぼっており、特に悪質・危険なものについては、刑法の傷害罪、暴行罪による検挙もしているところでございます。
 引き続き、あおり運転に対しましては、ドライブレコーダーの映像等も活用しながら、あらゆる刑罰法令を駆使した厳正な取締り等を行い、その抑止に努めてまいりたいと思っているところでございます。

(以上)