山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 令和元年6月7日

(令和元年6月7日(金) 8:58~9:04  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私の方からは、まず報告2件ございます。
 1件目は、改正災害弔慰金法の公布についてでございます。
 衆議院災害対策特別委員長提案により提出をされました改正災害弔慰金法が本日公布をされました。
 これは、平成7年に発生した阪神・淡路大震災から20年が経過し、災害援護資金の貸付けを受けた者の高齢化が課題になったことから阪神・淡路大震災時には被災者生活再建支援法がなかったことを踏まえまして、公平性に十分配慮しつつ、一定の低所得者等の免除を可能とするとともに、災害援護資金の債権管理等の実態を教訓に、急ぐべき現行制度の不備を是正するため、与党を中心に、検討されてきたものというふうに承知をいたしておるところでございます。
 改正法の提出に際しまして、与野党の国会議員、関係自治体などの各位の御努力と御熱意に深く敬意を表するところでございます。
 今後は、内閣府といたしましても、改正災害弔慰金法の趣旨等について、関係自治体に十分に周知するとともに、所要の内閣府令を制定するなど、改正法の施行に向けて必要な手続を進めてまいりたいと思っております。
 それから、2点目でありますけれども、来週11日火曜日に諸般の事情が許せばという前提条件付でございますけれども、岡山県に出張する予定でございます。
 岡山市で開催をされます「国土強靱化シンポジウムin岡山~水害に備えて~」、主催は山陽新聞社でございますけれども、こちらに出席をした後、平成30年7月豪雨による被災地の復旧・復興状況を把握するため、岡山県倉敷市の現地視察も行いたいと思っております。
 現地では倉敷市真備支所にて、市と意見交換も予定をしているところでございます。
 被災地の復旧・復興の状況を自らの目で確認して、現地の課題を把握をしてまいりたいというふうに思っておるところでございます。
 以上です。

2.質疑応答

(問)札幌で、2歳児が亡くなって母親と交際相手が逮捕される事件がありました。警察にも通報が事前にあったとのことですけれども、大臣の事件についての受け止めと警察の措置について所感をお願いします。
(答)まず、幼い命が失われたということは誠に残念でございます。心より御冥福をお祈り申し上げたいと思います。
 お尋ねの件につきましては、北海道警察において、死亡した女児の母親とその交際相手の男を傷害の事実で逮捕したものと承知をいたしております。
 現在、北海道警察において、死亡に至った経緯を含め、事件の全容解明に向けた捜査を行っているものと承知をしております。その状況を見守っていきたいと思っております。
(問)今日、西日本で豪雨になっていまして、広島などで避難勧告が出ているんですけれども、初めてのいわゆる警戒レベル、指針公表以来初めてのレベル4になるかと思うんですが、この辺に関しての受け止めと、どのようにこの警戒レベルを生かしてほしいかということを、改めてお願いします。
(答)今日も私、ニュース等々で見ましたし、また、報告も受けました。実際問題、現地の状況というものはしっかり把握をしていきたいというふうに思っておりますけれども、レベル4の報告が私の方にも入ってきておりまして、レベル4といいましたら、避難勧告、避難指示ということでございます。極めて分かりやすい発信ができているというふうに思っておるところでございますけれども、これはまだまだ住民がレベル3とかレベル4とかいうことに対しての、どこまで認識されてるかというのが十二分には現時点で分かっておりませんけれども、これ一日も早く、せっかく分かりやすい体制を整えましたので、こういったことを一つ一つ踏まえながら、早くに住民の生命・財産を守るという前提の下で、その情報が的確に届くようにしてまいりたいというふうに思っておりますけれども、現時点での広島とか山口辺りで出ているようでありますので、その情報をしっかり集めていきたいというふうに思っております。

(以上)