山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 令和元年5月21日

(令和元年5月21日(火) 9:12~9:18  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。私から2点御報告を申し上げたいと思います。
 まず、第1点でありますけれども、昨日、内閣府とJVOAD(ジェイボアド)、全国災害ボランティア支援団体ネットワークでありますけれども、このJVOAD(ジェイボアド)は、「行政・NPO・ボランティア等の三者連携・協働」に関するタイアップ宣言に調印をいたしました。
 これは、災害時のボランティア活動の重要性に鑑み、平時から、行政・NPO・ボランティア等の三者が「顔の見える関係」となり、発災時には「情報共有会議」を開催し、連携の取れた支援を行うことを目指したものでございます。
 そして、本日、東京都墨田区の両国におきまして、JVOAD(ジェイボアド)主催、内閣府共催により「第4回災害時の連携を考える全国フォーラム」を開催し、私も出席することといたしております。
 本フォーラムでは、NPO、社会福祉協議会、企業、行政等、500名を超える方々に参加いただき、災害支援の担い手がさらに増えるよう、また、それぞれが連携を進めていただけるよう議論していただくものでございます。
 それから、2点目でありますけれども、本日の閣議前に、総理をはじめ、関係閣僚で構成される「昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議」が開催されました。
 私からは、高齢運転者対策の現状、子供の交通事故対策の現状について説明し、今後も、関係機関と連携しながら、必要な対策を検討していく旨を申し上げました。
 また、総理からは、高齢者の安全運転を支える対策を更に推進すること、未就学児を中心に子供が日常的に集団で移動する経路の安全を確保すること等について御指示があり、高齢運転者や子供が当事者となる交通事故の防止に、政府一丸となって取り組むこととされました。
 総理の御指示を踏まえ、関係省庁と連携して対策を取りまとめるよう、警察を指導してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問)大臣の冒頭で御発言のあったボランティアとかNPOとの三者連携の件なんですけれども、今日の天気も悪いですけれども、これから出水期始まると思います。それで、今後も災害が起きる可能性もあると思うんですけれども、こういうNPOとかボランティアの災害時の重要性であるとか、今後どういうふうな働きを推進していってほしいか、そのような辺りをお願いします。
(答)去年、御案内のとおり、あのような大きな災害が全国各地で起こりました。特に出水期を迎えまして我々としても非常に緊張しておりますし、この数日間の雨の模様を見ておりましても通常より早い段階でこういった動きになっていたなということを感じています。
 実際にいざ災害が起こったときのボランティアの働きというものは、非常に今重要になってきておりまして、これは阪神・淡路大震災以降、ボランティアの皆さん方が非常に積極的に災害後の対応に御支援、御協力を頂けるというような流れになってきたと思っております。
 ところが、一つ懸案事項がありまして、ボランティアの皆さん方がたくさん来られるんですけれども、情報を共有できてないがゆえに、1か所に集中し過ぎるとか、適切にボランティア活動がスムーズにできないという場面もあったことは事実でございまして、そのことをボランティア団体の方々も非常に意識をされておりまして、キーワードになる言葉が「情報共有」ということでありますので、今回もこのようなタイアップ宣言を調印する、あるいはまた、今日の全国フォーラムをする、こういったことを踏まえて、平時からしっかりと災害対応のためのボランティア活動をどういうふうにやるべきかということの言わば議論というものを、連携というものをしっかり図っていくべきである、そんなことでこのような流れになっておりますので、是非また御理解いただいて、皆様方にもそういったことの発信方、よろしくお願い申し上げたいというふうに思っております。

(以上)