山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成31年1月11日

(平成31年1月11日(金) 10:02~10:06  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


 おはようございます。
 私の方から今日は特段報告する案件はございません。

2.質疑応答

(問)昇任試験の対策問題集を発行する出版社から、警察庁と17道府県の現職警察官が執筆料を受け取っていた問題についてお聞きします。出版社側の内部資料によると、大阪府警警視正の1,500万円超を筆頭に50万円以上が支払われた警察官は41人に上ります。多くが毎月、複数年にわたって執筆しており、明らかに副業だと指摘する識者もいます。中には偽名や架空団体名を使って執筆していた者も確認できています。国家公安委員会委員長は先日の記者会見で「事実確認を行う」と述べられましたが、事実確認の進捗状況とこうした内容が明らかになったことへの認識について改めて教えてください。
(答)この案件は、先般、火曜日にもお答えしたとおりでございまして、それからあまり日が経っておりません。基本的には個別の記事の内容についてのコメントは差し控えたいと思っておりますけれども、一般論として、警察においては、判明している事実関係に応じて適切に対処していくということでございまして、いずれにしても、各県警察において、事実確認を必要に応じて行うべきものと認識をいたしております。
(問)事実確認をされているところだと思うんですけれども、組織として把握しないままに、特定の民間企業に職務に関する内容について原稿を書いて執筆料をもらうという行為が長く続けられてきたということが、国民の疑念を招く結果につながっていると考えますが、このことについて、何らかの是正をするためのルールなんかを作るお考えは、国家公安委員会委員長としておありでしょうか。
(答)先ほども申し上げましたとおり、関係する県警察において事実確認を必要に応じてしていくということでありますから、その対応を十分、我々としても見極めてまいりたいというのが今の状況であります。いろんな守秘義務の話から始まって、いろいろ出ておりますけれども、個別具体的な事実関係に即してこれは判断されるべきものであって、一概にこれがどうだあれがどうだというような、そういうことを申し上げる状況にはないという御理解をいただけたらありがたいと思います。
(問)出版社側に警察の内部資料が数千点流出していたことが判明していて、中には取扱注意とされた文書も多数含まれています。外部への持ち出しを禁じた内規に違反しますし、先ほどおっしゃったように守秘義務違反に当たる可能性もあると考えておりますが、そのことへの受け止めについても教えていただけますか。
(答)大変恐縮でございます。同じ答弁の繰り返しになるのでありますけれども、今現在、関係する県警察において、事実確認を必要に応じて行うと私どもも認識をいたしておりまして、その内容に応じて適切な判断が下されると考えております。
(問)一般論で構わないんですけれども、取扱注意とか部外秘とされた警察関係の文書が外部に流出していることへの認識について教えてください。
(答)先ほどからずっとお話を申し上げているとおりでありまして、一つ一つの具体的な事象というものを私どもはしっかりと確認をしていくということが基本でありますから、その基本に則って、今、適切に対処しているということで御理解をいただきたいと思います。

(以上)