山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年11月27日

（平成30年11月27日（火） 9:10～9:17 　於：中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B）

1.発言要旨

　おはようございます。
　まず、私の方から２点報告をいたしておきます。
　まずは、「重要インフラの緊急点検に関する関係閣僚会議」が先程、第２回目でありますけれども開催されました。総理から御指示のあった、重要インフラの緊急点検の点検結果及び対応方策の取りまとめについて私から御報告をいたしました。総理からは、「この総点検の結果などを踏まえ、特に緊急に実施すべきものについて、達成目標、実施内容、事業費等を明らかにした「防災・減災、国土強靱化のための３か年緊急対策」として、年内に取りまとめます。」と。この３か年緊急対策については、「国土強靱化基本計画」にも位置付けた上で、３年間集中で実施してまいります。」との御発言があったところでございます。
　国土強靱化を加速化、進化させるために、関係閣僚の御協力を頂きながら、実効性のある３か年緊急対策を取りまとめてまいりたいと思っております。
　もう一点ございます。これは「降積雪期における防災態勢の強化等について」ということでありますけれども、本日１１月２７日付で、中央防災会議会長である内閣総理大臣から、関係省庁、都道府県などに降積雪期の防災態勢の強化等のための、通知を発出いたします。この通知は、大雪等に備えた災害初動体制の確立、住民等に対する普及啓発・注意喚起、除雪作業中の事故防止に向けた取組等を関係機関にお願いするものであります。これから本格的な降積雪期を迎えるに当たり、人命の保護を第一とした防災体制の一層の充実を図ってまいりたいと思っております。
　以上でございます。

2.質疑応答

（問）大臣から御案内のあった重要インフラ緊急点検の１３２項目の点検結果について、それぞれの項目で不備や課題が指摘されておりますが、その箇所数や名称についての記載はないかと思います。そのない理由と、今後公表するのかどうか、現時点での方針をお願いします。

（答）重要インフラの緊急点検については、総理の指示によりまして、今月末を目途に、その結果と対応方策を取りまとめることとしてまいりました。この緊急点検は、災害に対して、各インフラが機能を維持するための課題であったり、その基となる原因を抽出して、必要な取組の方針を示すためのものであります。年内に予定している国土強靱化基本計画の見直しに反映するほか、同じく年内に取りまとめる「防災・減災、国土強靱化のための３か年緊急対策」の検討において踏まえることとしているものであります。今のお話の箇所数や施工方法などの具体については、対応方策の実施に向けまして、今後、更に検討を進めていく必要があるものと考えておりますが、今年中には取りまとめて、そして御報告できるというふうに思っております。

（問）関連してもう一点です。今回の緊急点検について、幅広い分野での点検になったと思いますが、先程お話でそれぞれ不備や課題が指摘されていたと思いますが、この緊急点検、大臣の全体の受け止めというのをお聞きしたかったんですけれども。

（答）これ、点検の正式な報告はまだ受けておりません。途中経過はそれなりにいろいろと報告はあったわけでございますけれども、基本的にはその最終的な結論を見てコメントしたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

（問）まず、３か年緊急対策の策定と国土強靱化基本計画改定、年内にというお話だったんですけれども、もう少し具体的なスケジュール感を教えていただけますか。

（答）まだスケジュール感、年内といっても、もう余り時間ないですから、１１月中に取りまとめをしたら、１２月のどっかの時点で基本的な報告が私の方に上がってくると思いますので、それを踏まえて皆さん方にもまたお知らせするということになろうかと思います。

（問）もう一点追加で、３か年緊急対策なんですが、大変基本的なことで恐縮なんですが、初年度というのは何年からになるんでしょうか。

（答）それは先般、総理から２次補正の指示がございまして、今、各省庁で対応しているというところでありますけれども、この２次補正が１年目、そしてあと来年、再来年、こういう形で進めていく。したがって、今年も３年の中に入っているというふうに御理解いただいたらよろしいと思います。

（問）そうしますと、来年政府が提出する１８年度の第２次補正予算案にも、当然その一部というか初年度分が盛り込まれるという理解ですか。

（答）そのとおりです。

（問）確認なんですけれども、具体的な緊急対策の取りまとめについては、強靱化推進室の方で担当されるということなんでしょうか。それぞれの省庁で具体策の立案をされると思うんですけれども、それのまとめ役としては強靱化推進室が引き続き行うということですか。

（答）そういうことです。

（以上）