山本内閣府特命担当大臣閣議後記者会見要旨 平成30年11月9日

(平成30年11月9日(金) 9:09~9:13  於:中央合同庁舎第8号館5階共用会議室B)

1.発言要旨


おはようございます。私の方からは報告することはございません。

2.質疑応答

(問)一昨日、国会で成立しました補正予算についてなんですけれども、今年の夏に相次いだ災害復旧・復興が柱となる内容かと思います。予算成立の大臣の受け止めをお願いします。
(答)7日の日にこの補正予算が成立をいたしました。全会一致で成立ということで、大変に有り難く思っているところでございますけれども、この補正予算につきましては、一連の災害で生じた被害の状況や地域ごとの復旧・復興の進捗等に応じて、必要な財政措置を講ずるものであり、これから早くに対応できるように努力をしていきたいというふうに思います。特に、被災地の復旧・復興のためには、被災者一人一人のニーズを踏まえて、被災者に寄り添った支援、これを切れ目なく行うことが重要であり、引き続き、被災者の方々の生活・生業の再建に全力を尽くしてまいりたいと思います。
 今朝の閣議でも総理の方から「国、地方を挙げて迅速に対応してもらいたい。」ということのお話がございました。我々としてもその発言を受けて、しっかりと対応してまいりたいと思っております。
(問)静岡県での110km/hの試行が1年を経過しました。規制速度と実勢速度の関係についてお伺いしたいと思います。静岡県警、規制速度上げても実勢速度は100km/hの時点とおおむね変わらないということをお話ししております。多くの研究者もこういう速度の考え方を持っておりますが、国家公安委員会としてはどういうような受け止めでしょうか。
 それと11月末には岩手県での試行が1年を迎えます。国内での試行の年間実績が出揃うことになりますけれども、2つの試行で委員会が重視する関心事について御説明を下さい。
(答)御案内のとおり、新東名高速道路の試行区間で今、いろんな検討をされておるところではございます。その試行結果ということでありますけれども、人身事故は昨年よりも減少しました。また、物件事故を含めた事故総数は、これほぼ同数であったということでございます。そして、平均速度に大きな変化はなかったという報告を受けております。交通状況について引き続き適切な把握に努めた上で、今後の対応を検討してまいりたいと思います。
 それから、岩手県の件でありますけれども、最高速度規制については、交通の安全と円滑のバランス、ここが一番ポイントになると思いますけれども、それに配意しつつ、国民の理解を得ながら、合理的な規制をすることが重要であるというふうに認識をしております。
 こういった観点から現在取り組んでいる試行の状況等も踏まえて、引き続き最高速度規制のあり方について検討をしてまいりたいと、このように思っておるところでございます。

(以上)