福井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年6月8日

(平成30年6月8日(金) 9:40~9:45  於:中央合同庁舎第8号館1階S103記者会見室)

1.質疑応答

(問)共同通信の中田です。
 一部報道の話ですけれども、沖縄県の米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画の話で、政府が8月中旬にも埋立て区域への土砂搬入に踏み切るという話が出ているんですけれども、大臣として把握されている事実関係と所感をお願いいたします。
(答)埋立工事の具体的な実施時期につきましては、現時点では何ら決まっていないと承知しているところでございます。
 その上で申し上げれば、防衛省において、引き続き、関係法令に基づき自然環境や住民の生活環境に最大限配慮して所要の工事を進めていくものと承知しているというところで、いつもどおりのコメントでございますけれども、そのように申し上げさせていただきたいと思います。
 なお、報道は承知しております。
(問)沖縄タイムスの上地です。
 昨日なんですけど、那覇から粟国に向かう民間のヘリが事故を起こしまして、離島便に対しての事故による撤退だとか運休だっていうのが相次いでいるんですけれども、大臣として、この離島の住民の足の確保というのに対してお考えを聞かせてください。
(答)離島の足の確保、極めて重要だと思っておりますので、一日も早くその運休状況が修正されることを望んでおります。
 基本的には、我々の交付金の事業の範囲内でございますので、我々も考える第一義者として第三者にならないように、皆さんと一緒に相談してまいりたいと思います。
(問)共同通信の中田です。
 外務省のロシア課長の懲戒処分の件なんですけれども、4日付けで外務省が当時のロシア課長を停職9か月の懲戒処分にして官房付にされたという話なんですけれども、このロシア課長は北方領土交渉の実務にかなり関わっていらっしゃった方というふうに伺っているんですけれども、北方領土担当の大臣として今後の領土交渉とかに懸念等あればお願いいたします。
(答)外務省のロシア課長が停職9か月の懲戒処分となっておりますことにつきましては、承知しております。国家公務員としての信用を損なう行為を行ったということでございますので、極めて遺憾でございます。
 今御指摘のように、北方領土交渉について担当でしたので、先日の日露首脳会談における成果を更に進める、そして具体化していくという本当に大切な時期でございますので、今御指摘のように、万が一にも悪影響が生ずることがないよう、外務省としてしっかりと対応していただきたいと考えているところでございます。
 もう一度整理させていただきますと、5月26日に行われた日露首脳会談の成果として、主として二つ挙げさせていただければ、7月または8月を目途に、事業者中心のビジネスミッションを(北方)四島に派遣することで一致しておりますので、これが毀損のないようにしていただきたいと思いますし、島民の方々が本当に希求をしている航空機による特別墓参、天候が許せば7月にも実施をするということで一致しているということでございますので、これについても、影響がないようにしてもらいたいと思います。

(以上)