第196回国会における経済演説

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第196回国会において経済演説を行う茂木大臣

 平成30年1月22日、第196回国会において、茂木内閣府特命担当大臣(経済財政政策)の経済演説が行われました。
 はじめに、経済財政運営の基本的考え方として、「人づくり革命」と「生産性革命」に最優先で取り組み、昨年12月に閣議決定した新しい経済政策パッケージを着実に実施していくこと、などを述べました。
 次に、「人づくり革命」について、子育て世代に大胆に政策資源を投入し、我が国の社会保障制度を全世代型へと大きく転換していくこと、「生産性革命」について、今後3年間を「生産性革命・集中投資期間」と位置付け、過去最高の企業収益を、更なる賃上げや設備投資につなげていくこと、経済連携について、TPP11の早期発効を実現できるよう取り組むとともに、TPP、日EU・EPAを我が国の経済成長に直結させるため、万全の対策を講じること、財政健全化について、本年の「骨太方針」において、プライマリーバランスの黒字化の達成時期及びその裏付けとなる具体的な計画を示すこと、などを述べました。
 最後に、日本経済再生に向けた「3つの変化」、すなわち、テクノロジーの発展、少子高齢化の進展、経済・社会のグローバル化、これらへの対応が経済再生のカギを握ること、を述べました。