茂木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年4月25日

(平成30年4月24日(火) 9:32~9:38  於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)

1.発言要旨

 どうぞ。

2.質疑応答

(問)私の方から1問お願いいたします。先日の日米首脳会談で、新しい通商交渉の枠組みをつくることが合意されまして、日本から茂木大臣が代表を務められるということになりました。意気込み、抱負と、今後どういうふうに進めていかれるか。お考えがあれば、よろしくお願いいたします。
(答)先週、フロリダでの日米首脳会談において両首脳は、日米双方の利益となるように、日米間の貿易・投資を更に拡大させ、そして、公正なルールに基づく自由で開かれたインド太平洋地域における経済発展を実現するために、自分とライトハイザー通商代表との間で自由で公正かつ総合的な貿易取引のための協議、FFR、free fair and reciprocalと、こういった協議を開始することで一致をしたところであります。
 先方に対しては、我が国での国会の日程であったりとか、閣僚協議に向け日米双方で準備を行う必要もあることから、恐らく閣僚級での協議のスタートは6月中旬以降になるだろうと、こういう話は私の方からしてあります。協議における具体的な議論の対象とか進め方は、今後、米側と調整していくと、こういうことになると思います。
(問)今のFFRの関係でお尋ねします。今後、ライトハイザーさん、USTR側から二国間のFTAを求められる可能性もあると思いますけれども、そういった場合に、茂木大臣はどのように対処していくおつもりでしょうか。教えてください。
(答)我々としては二国間のFTAは念頭に置いておらず、この点については首脳会談でも米側に強調いたしました。本協議は、日米FTA交渉と位置づけられるものではなく、その予備協議でもありません。
 我が国としては、関係国とは緊密に連携をしながら、TPP11の早期発効を目指すという立場には変わりありません。トランプ大統領にも安倍総理から、その旨説明をしたところであります。
 いずれにしても、この協議の場を通じて、日米両国が日米経済関係及びアジア太平洋地域の発展にいかに協力すべきか、TPPの持つ意義も含め、建設的な議論を行っていきたいと考えております。恐らくトランプ大統領にとっては、形よりもグッド・ディールであるということが重要なのだろうと思います。
(問)TPPに関してちょっとお伺いしたいのですが、今朝の報道で、茂木大臣がタイに出張され、タイのTPP参加に関する議論、協議をされるという話ありました。これ、タイとはもう予備協議に入るとかという状況なのでしょうか。
(答)決まっていません。
(問)他省庁のことで恐縮ですけども、セクハラ疑惑を報じられた財務省の福田事務次官の辞任が正式に決まるとのことですが、今回の影響が政権に与える影響について、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)現在、行政全体に対する国民の皆さんからの厳しい目が向けられていること、重く受け止めております。
(問)今の質問に関連してですけれども、財務省でも調査結果は出ないまま、処分されないまま辞任ということになったわけなのですけれども、これで国民の理解を得られるというふうにお考えでしょうか。
(答)今申し上げたとおりです。
(問)先週、竹下派が新たに発足して、茂木大臣が会長代行になりましたが、御所感を聞かせていただけますか。
(答)グループとして新しい体制になるということで、額賀会長が最高顧問に、そして、竹下会長、私が代行にということで、しっかりと連携をしながら、派閥としても一致結束して今後対応していきたいと思っています。

(以上)