茂木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年4月3日
(平成30年4月3日(火) 9:00~9:02 於:中央合同庁舎第8号館1階S108会見室)
1.発言要旨
特になし
2.質疑応答
- (問)日銀が昨日発表しました3月の短観で、大企業・製造業の景況感が8四半期ぶり、2年ぶりに前期比で悪化しました。
これに対する受け止めと、現況例えば保護主義の台頭とか資源高とかいろんな懸念もあると思うのですけれども、先行きについてどう見られるか、どう対処していくべきかお考えがあればよろしくお願いいたします。 - (答)日銀短観における景況感、水準そのものは引き続き高いと考えておりますが、御指摘のように大企業・製造業ではこれまで上昇してきたわけでありますが、足元については、原材料価格の上昇等を背景に今回調査では8期ぶりに低下をいたしました。
ただ、中小企業や非製造業も含めた全体ではプラス1と、景況感はおおむね横ばいになっていると考えております。
また、景況感の先行きについても引き続きプラスとなっているものの、ここのところの円高方向への動き等も背景にあるのだと思いますが、慎重な見方となっていると思います。
一方で設備投資に注目をしてみると、2018年度の設備投資計画は堅調でありまして、全体で2.0%増ということで、企業の投資意欲に陰りは見られない、このように考えております。
今後の景気動向、引き続き注視をしつつ、先日成立した新年度予算の速やかな執行にまず全力を挙げていきたいと、このように考えています。 - (問)日米首脳会談が17日から20日の渡米という日程で、2日間の日程で決まりました。
先日、3月にアメリカが発動した鉄鋼・アルミニウムの輸入制限の懸念等もあると思いますが、大臣として経済面で期待されることをよろしくお願いします。 - (答)総理訪米の際の具体的な協議内容について、現時点で予断を持ってお答えするのは差し控えたいと思っておりますが、その上で申し上げれば、当然北朝鮮の問題、これは大きなテーマになると思います。
2日間に渡って協議が行われるというわけでありますから、ただそこの中で、世界貿易の諸課題であったりとか、自由貿易の重要性についても日米の関心事項であるので、そうしたやりとりが行われると考えられますが、建設的な議論が行われることを期待したいと思っております。
(以上)