茂木内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成30年2月20日

(平成30年2月20日(火) 8:37~8:41  於:官邸エントランスホール)

1.発言要旨

 特になし

2.質疑応答

(問)おはようございます。先週、日銀の人事が国会に提出されましたが、改めて経済政策に与える影響をどのようにお考えでしょうか。
(答)安倍政権の「3本の矢」でデフレからの脱却を目指してきたわけでありまして、もはやデフレではない、こういう状況が生まれているわけでありますが、黒田総裁には引き続き物価安定目標の達成に向けて尽力していただきたい、このように思っているところでありますし、さらには、2人の副総裁につきましても同じような形で黒田総裁と共にそういった目標達成、金融政策に万全を期していただきたいと。政府としても、日本銀行としっかりと連携をしながら経済財政運営をしっかり行っていきたいと思っています。
(問)今国会で裁量労働制の問題で比較できないデータを基にしていたということは法案の信頼性に係わってくると思うのですけれども、内閣としても大きな問題ではないかと思うのですけど、大臣の御認識と受け止めをお願いします。
(答)働き方改革、この国会で最重要法案と位置付けているわけであります。ここの中には、長時間労働の是正のための時間規制の問題、さらには、正規と非正規を含め様々な賃金格差を是正するための同一労働・同一賃金の問題、そして、より多様な働き方、こういったものを可能にしていくような制度であったり、また裁量労働制、様々な、これから働く人の立場に立って必要な内容の制度改正、こういったものが含まれているわけでありまして、しっかりと国会で御説明をし、そして法案の成立を期してまいりたいと考えておりますが、そういった中で不適切なデータの提出があったことにつきましては大変遺憾なことだと思っているところであります。もちろんこのデータ一つを取って裁量労働制が必要と、こういったことを我々は訴えてきたわけではありませんが、どこに問題があったのかと、こういったことも含めて、今後更に丁寧な説明をして国会において、また国民の皆さんから御理解を頂けるようなものにしていかなければいけない、こんなふうに思っています。
(問)TPPのことでお伺いしたいのですけれども、チリのバチェレ大統領が22日から来日されて首相と会談される御予定だと思うのですけれども、茂木大臣は同席されたりとかバチェレ大統領とお話しされる機会があるのかということと、もしあるとしたら、どういうことを訴えていきたいのかというのをお願いします。
(答)バチェレ大統領の訪日についてはお聞きをいたしております。恐らくカウンターパートで言いますと外務大臣になると思うのですけれど、時間が取れればお会いしたい、こんなふうに思っているところであります。
 3月8日にチリの方で署名式が行われると、その一連の行事に関しまして、日本にも重要な役割を担ってほしいと、こういうお話もありますので、よくそういった点も含めて意見交換したい、こんなふうに思っています。

(以上)